- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408321530
作品紹介・あらすじ
海面上昇と大地殻変動がもたらした琉球古陸の"文明沈没"それはまさにチャーチワードが記した伝説の都市"ムー大陸"の崩壊と酷似していた!与那国の海底に眠る巨大石造物の謎に、海洋地質学者が挑む知的サイエンス・ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
-
沖縄の与那国島沖にある海底遺跡の研究を続けている木村政昭氏の著作。
海底遺跡というが本当に遺跡なのか、なぜ海底に遺跡があるのかなどを解明している。
木村氏の専門は地質学であり考古学ではないので、どうしても地質学的な記述が多い。
しかしまだ解読されてない「沖縄のロゼッタストーン」を疑問視されているチャーチワードの著作から解読しようと試みるのはいくらなんでも飛躍しすぎだろう。
海面上昇により沈んでしまった土地があることに関しては疑う余地はなく、それをわかりやすく「ニライカナイ」や「ムー大陸」などといった一般に広くその伝説が知られているものを引き合いに出してくるのはありかとはおもうけど……
木村氏は海底遺跡についての本をほかにも何冊か出しているので、それを続けて読むと研究の進み具合なんかもうかがえる。
それにしても表紙の写真、きれいだなあ。
遺跡の写真が欲しいー。
海底遺跡ってだけで夢が広がるよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うそくさい!!ムー大陸という言葉を出すだけで、全てがうそ臭くなってしまう。。。。
データも信憑性があるのかないのか。。。今も調査途中で公にするわけにはいかないのだろうが、かなり大雑把で、地図で全容をなんとなくつかむ以外やりようがない。
「沖縄のロゼッタストーン解読」というのに魅かれて読んでみたのだが、ただのこじつけやん!!と驚きを隠せない。
海底遺跡の話題性のみで成り立つ、駄本であります。 -
約1万年前に氷河性海面変動によって水深約40メートルまでに海没したと見られる「海底遺跡」(行政的に認められていず、学術的にも賛否両論があるらしい)を調査した経緯を書いた本。発見した‘巨大神殿’、新石器タイプの石器、象形文字らしいものが書かれた岩盤、石板などから推測すると「現時点では世界最古級の文明遺跡という可能性も否定できなく」なり、ムー大陸を含めた古代大陸伝説のルーツ、というか実物はこっちにあるのではないかとしている。
http://news.nationalgeographic.com/news/2007/09/070919-sunken-city.html