演じられた白い夜

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 90
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408533452

感想・レビュー・書評

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  • 2017.8.4読了 92冊目

  • 現実感のない、ありがちな設定。

  • 山の中にあるペンションで演出家と劇団員たちがひとつの劇の練習に集う。
    その劇と現実とが交錯する。

  • すごく綺麗にまとまったお話だと感じました、ただなんという酷い話だっていう。タイトルも詠み終えて見るとまさになタイトルだなぁと思います、古い感じですが98年というともはやセンセーショナル!最近近藤先生を知り、急にぐっと昔のを読みましたが変わらない雰囲気を感じられたので悪くなかったです。

  • 露悪主義は純朴と誠実の裏返しだったりするのだ。そして、そういう男はもうどうしようもなく、美しい。
    推理とか殺人とかなくてもいいくらい、彼らの物語がいい。

  • どうしてこの人が死んでしまうの?という悲しみと、わたしには全然予想できなかった脚本&現実のラストに星4つ。結構自分には、彼の死は衝撃でした。。。
    惹きこまれる文章だったのと、ミステリにしては薄いのですぐ読める。
    ただ、いつまでたっても登場人物の本名と俳優名が一致せず、「この人誰だっけな?」と本文をちらちら読み直すこと数回。現実での人々の描写がもっとあったほうが、もっと感情移入できるのにな、と思った。

  • 1998年発行だから、割と初期のものではないかと思う。短い長編。図書館の本棚を見ると、この人は薄い本が多いようだ。演劇と恋愛が混ざったような殺人事件。本当にこんなやって殺せるのか?リアリティに欠ける。契約夫婦はちょっとうらやましい。

  • 芝居の稽古のために山奥の山荘に合宿に来た麻子。
    夫である演出家の匠によって集められた
    無名の劇団員たちは当日まで脚本を伏せられていた。
    無人島のオフ会で殺人事件が起こるという脚本と同様
    劇団員たちも何者かに殺されていく。
    芝居の犯人は、そして現実の犯人は誰か。
    装丁:守先正+長靖

    うーんいまいち。芝居と平行して起こる孤島殺人という
    ありがちな設定の上にキャラが全体的に薄い。
    特に女性陣が配役とも混同して誰が誰やらさっぱりです。
    芝脚本をそのまま載せているのは面白いかも。

  • 雪に閉ざされた山小屋に合宿のため集まった舞台役者と脚本家。芝居の中では、無人の孤島で行われるオフ会を舞台にした殺人劇が進み、そして山小屋の中でも殺人が………

    クローズドサークルの中で演じられるクローズドサークルでの殺人。2つのストーリーが重なり、更なる不思議な物語に……というアイデアに感心。文章も読みやすくて、スラスラ読める。…けれど、動機や盛り上げ方がちょっと弱かった感じを受けました。

    「タルトタタンの夢」やモップシリーズは面白かったので、もう少し近藤さんの小説を読んでみるつもり。

  • 2010/4/1

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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