砂漠

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 4395
感想 : 834
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408534848

作品紹介・あらすじ

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という"砂漠"に囲まれた"オアシス"で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 大学の青春を何と無く感じることが出来た一冊。

    自分は高卒なんで大学生活ってこんな感じなんだぁ〜と思いながら楽しく読ませていただきました。
    良い感じの緩さと緊張感を繰り返し、まったりと読み終わるかな?と思ったら終盤に期待していなかった伏線回収が何個かあり度肝を抜かれました。笑

    この一冊で伊坂幸太郎さんのファンになりました。

  • 北村、鳥井、西嶋、南、東宮の5人を中心とした大学生活を巡るのストーリー。
    それぞれ個性があり、とても面白く読み進めた。
    伊坂先生作品のテンポ、好き。

  • 大学生活を謳歌する5人の若者。ただ平和に暮らしてたい。笑い、苦しみ、悲しみ、そして楽しむ。若者のストレートな心の内を描きながら、伊坂さんならではの展開もある。奇抜さは少なめだけれど、青春群像劇としても楽しい作品。

  • パンク野郎、西嶋(の生き方)がかっこいい。中単騎待ちのリーチからビルの照明を利用したロンが胸アツ。

  • 大学での4年間の男女五人グループの物語。大学時代って、人生最後の青春って感じでいいですね。

    内容はやや無理のある展開と感じてしまう部分もありましたが、個性豊かな登場人物たちが絡み合い、最後のハッピーエンドまで楽しく読めました。

  • 個性的な登場人物が紡ぐ学生生活の物語ですが、読みやすく、面白いです。私が伊坂先生を好きになったきっかけの小説なので、是非読んでみてください。

  • レビューや口コミで期待値が上がりすぎてしまっていたが、
    それでも十分に楽しめた。
    今となっては、友達からもらったこの版の表紙が愛おしい。笑

    つべこべ考えないで、目の前で困ってる人がいたらバンバン助けりゃいい、という西嶋くんは付き合いづらいかもしれないけどカッコいい。

    「思い出は作るものじゃなくて勝手になるんだよ。」という鳩麦さんも好きだった。

    人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。
    学生時代はもちろん、社会人になっても、きっと死ぬまでこれに満足してたら贅沢でこの上なく幸せなんだと思う。

  • 西澤のキャラクターとそれを受け入れている周りの仲間たちの雰囲気が好きだった。面白かった。やはり若い頃って特別だ。恋愛の駆け引きみたいな部分をあんまり深掘りしてないところが好みだった。

  • 確かに、面白い。
    下らないことも、楽しいことも、腹の立つことも、全部含めて、学生時代っていいなあ、と感じた。

  • 表紙で敬遠してたけど、すごく面白いやつだった
    伏線の張り方といい登場人物の濃さといい
    伊坂幸太郎らしさが溢れてた

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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