ムーヴド

著者 :
  • 実業之日本社
3.04
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本棚登録 : 77
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535289

感想・レビュー・書評

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  • 軽く何か読みたくなり、OLの日常が書かれているんだな…という感じで選んでみた。
    内容はまあそんな感じですが、あれ?この人こんな感じ?とか、突然の話の変化について行けない私。
    もしかしたら、細々と書かれている所を読み飛ばしてしまったか?

    それにしても、登場人物を読み解けなかったせいか深みを感じず、物語に入り込めなかった。
    小説の内容は面白いと思うけど、奥行きを感じないのはこのせいだろうか。
    ハッピーエンド?だったのが救いでした。

  • 結婚5年、2年前から別に女性があって、相手が妊娠5ヵ月って…。そんなこと急に聞かされたら「何なのよ! 一体」と言ってしまいそう。
    で、離婚。ま、そりゃそうだ。一人暮らしを始めたと思ったら捨てられたであろう子猫を敷地内で見つけ同居。ペット不可だとわかっていても、何か温かいものが側にいてくれるとホッとできそうではある。
    会社で新たに友人ができたり、ペットの面倒をみたり何らかの動きがあったから新しい道が拓けたのだろうか。内にこもるだけでなく外へ向かうというのはいいね。
    今年は動いていきたいもんだ。

  • 突然の離婚、引っ越しに伴い、なんとなく生きてきた主人公が自分の力で生きていく力を徐々につけていく物語。読みやすく、それなりに面白く、読み進めていけた。猫好きの私としては子猫を拾ってその子を守るために強くなっていく主人公には共感できる。
    全体的には悪くないのに、ラストが???。急にどうしてそんな展開になったのか、無理やりまとめてしまった感じ。もう少し丁寧に最後までいってほしかった。

  • 離婚したてのOL物語、猫を拾って育てたり、女性社員から言い寄られたり・・・あっという間に読める軽めの作品。

  • 図書館にて。
    連作の短編集かと思ったら、長編でした。
    クールで物静かな主人公って印象でしたが、
    冷静でいい小説だったと思う。ラストも好き。

  • 安泰な結婚生活を共に送っていたはずの夫は、愛人のもとに走る。
    引っ越し先に迷い込んだ子猫は、どうやら目が見えていない。
    父は脳出血で倒れ、愛を告白してくれた同僚は、なんとレズビアンだった……。

  • バツイチ女性と、ベランダに落ちてた猫が出てくる。


  • 全く主人公に共感できなかった。
    最後まで読むのが苦痛でした。

  • 夫の浮気、拾った猫は目が見えない、父親が病気で倒れる、同僚はレズビアン・・・
    いろいろな困難に立ち向かい佐緒里は自分の足で歩み始める

著者プロフィール

1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒。’90年『結婚しないかもしれない症候群』で鮮烈なデビュー後、’91年に処女小説『アクアリウムの鯨』を刊行する。自然、旅、性などの題材をモチーフに数々の長編・短編小説を執筆。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年『海猫』で第十回島清恋愛文学賞を受賞。

「2021年 『半逆光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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