- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408535340
感想・レビュー・書評
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なんでもない大学生が
なんでもない学生生活の中で
ちょっとした事件に巻き込まれていく。
登場人物たちも
夫々個性的では、あるが
友達にもいそうな感じだし、
遭遇する妙な事件も、
現実にもないとは言えなくもない程度
(かどうか?は微妙か)
だけど…
超能力?がからんでるのが
面白い(*^_^*)
夫々の登場の仕方や行動が
絡み合って面白いのは、
伊坂さんの得意とするところ
で、
もちろん!面白かったですが、
実際の学生生活も
こんなもんだったよなぁ〜な
ありそうでなさそうな…(^^;;
で、妙に懐かしい感じがした。
「社会」と呼ばれる「砂漠」に
足を踏み入れる前の大学生達の心情もうまく書かれていると思いました。
大学の卒業式での学長の言葉
「人間にとっての最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。」サン=テグジュペリの引用らしいですが(^^;;
この春から、大学生の我が息子
事件には巻き込まれて欲しくないけど…
砂漠に出る前に
そんな贅沢をいっぱいして欲しいと思う母でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【メモ】
麻雀、「なんてことは、まるでない」 -
麻雀がしたくなる
伊坂作品の中で地味にトップにはいるぐらい好き -
学生時代に読むと熱くなる作品。大学生ってこんなもんだよな。
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食わず嫌いしてた伊坂さんに挑戦。スプーン曲げと麻雀のはなし。キャラがコミカル。大学生のうちに読むのがいいって勧められたけど、その通りだったな。ちょっっと長い?
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ライトなタッチの伊坂作品。学生生活の1年間を季節ごとに描く内容。と思ってたら…ってのがあとあと分かるけど、思い込みは厳禁です。深く味わうってテイストではないけど、これはこれでなかなかに面白い読み物でした。
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心温まる読後感。そして懐かしいあのまったり感。砂漠のど真ん中の今から見ると本当に懐かしい。
けれど、『懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったなと逃げるようなことは絶対に考えるな』と学長も言っているから、
西嶋くんの言うように、『悶えて「分かんねえよ、どうなってんだよ」と髪の毛をくしゃくしゃやりながら、進んでいく」ことにしようと思った。 -
彼の小説を読むと、その文章の中にいつも風のようなものを感じます。
それが、おもしろさよりも『心地よさ』を運んできてくれるのかもしれません。
痛々しい場面もあるけれど、スカッとした読了感を味わいたい人におすすめします。 -
学生のうちに読みたい本、に挙げられていたけれど、
別に読まなくてもいいような・・・。
会話の掛け合いが秀逸☆ -
私も砂漠に雨を降らせることだってできるんだって言いたい