崩れる脳を抱きしめて

著者 :
  • 実業之日本社
3.73
  • (231)
  • (424)
  • (384)
  • (62)
  • (9)
本棚登録 : 3685
感想 : 401
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537146

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うすうす、ユカリさんは替え玉?という事に気づきながらも、どんでん返しに気前よく引っかかって、ひとまずはハッピーエンド。
    ハイ。という感じ。

    医療の知識がものすごく活かされたという感じもせず、なんとなく物足りなかった。
    期待が大きすぎたのかも。

  • いくら研修医とはいえ、
    初対面の患者に対して自分の価値観と合わなかったからと嫌味な態度をとったり、しまいには声を荒らげるなんて。。
    相手は末期の患者なのに、無神経で非常識すぎない??
    怒鳴りつけてるようにもとれるような場面もあるし。
    主人公の幼稚さが無理。
    こんな人が医者になるとかやだな。

    医療従事者の卵として、めちゃくちゃ腹がたった。そこに居たらタコ殴りにしてたと思う。

    作品としても星2

  • 脳外科医を目指し、終末医療の病院へ研修にやってきた碓氷は、そこで脳に腫瘍を抱えた女性と出会う。
    莫大な遺産のために命を狙われる彼女と、大きな負債のために医者として成功を夢見る彼は、交流するうちにお互いの人生を変える大きな謎へと踏み込んでいく。

    医療、ミステリ、恋愛、どれもが中途半端で、設定もちょっとありえなさすぎて、個人的には物足りない感がすごかった。

  • ストーリーも登場人物も嘘っぽすぎて読み流してしまった。

  • 冴子が真の黒幕と思って読んでたら全然違ったわ
    なんかミステリーも恋愛も中途半端...
    お父さんの切手の件はよかったよ。

    あと関係ないけど、冴子って旦那の女友達にいたらめっちゃ嫌なタイプの女だよね笑

  • グリオブラストーマ、脳動脈瘤。頭に爆弾を抱えた患者と父との離縁、借金に雁字搦めになった医者の話。ライトで良い。入れ替わってたのには気づかなかったけど、ふーんって感じ。元カノもいい奴

  • 恋愛感動系に素直に心を打たれない年になってしまい、そんな私でも感動するかなと思い。
    皆さんの評価を見てから、期待して読みました。
    恋愛✖️ミステリーということで、ミステリー好きなので、いけるかなと思い。

    うーーーーん
    他にも書いてある方がいましたが、軽い感じがしました。
    研修医の臼井先生と、脳に腫瘍をもつ美しい女性、2人の性格や考え方、発言にそこまで惹かれるものがなく、なんとなく読み進めましたが、
    あーー、断念。
    一度読むのをやめました。

    ですが、1週間ほどあけてから、もう一度続きから挑戦。後半は前半と違い恋愛多少少なめのミステリー出てきたかな?ここから面白くなるかな?と思いながら読みました。

    最後まで頑張って読んだ、という気持ちになってしまいました。

    なんで恋愛の話素直に読めなくなってしまったんだろう。そんな自分に悲しくなりました(°_°)

  • ハードル上げ過ぎて読んじゃったかな。
    どんでん返しミエミエ感がちょっと合わず。

  • 「圧巻のラスト20ページ!
     驚愕し感動する!!』
    なんて期待させる帯なんだ。。。


    実習のため、広島から神奈川の病院にやってきた研修医の碓氷。その病院は海を見渡せる静かな場所に建っていて、比較的裕福な人たちが(残りの人生をそこで過ごすことになるのだろう)入院している。病院のモットーは、患者の希望は不可能なもの以外、全力で叶えること。

    碓氷は、その病院の中でも特に豪華な作りになっている特別室に入院している弓狩環(通称ユカリ)という患者と出逢う。彼女の病名はグリオブラストーマ。脳の中にある大きな腫瘍は、いつ爆発するか分からない。
    莫大な借金をし、挙句の果てに愛人と海外へ逃げた父親に対する怒りや絶望を今も抱えながら生きる碓氷と、自分の脳の中にいつ爆発するか分からない爆弾を抱えているユカリ。二人はやがて心を通わせるようになっていく。
    今まで心から人を愛したことがない碓氷にとって、ユカリは特別な存在だった。

    実習期間が終わり、ユカリに想いを伝えられないまま広島に帰った碓氷は、彼女が亡くなったという知らせを受ける。彼女にはいつも秘密の影が付きまとっていた。それは一体何だったのか。
    碓氷は真実を知るために、神奈川のあの病院へ向かう。


    描写のひとつひとつがストレートで、且つ感傷的だ。
    弓狩環の唇は常に『桜色の唇』だし、もちろん華奢で髪は長く、顔は美しい。
    まあいいんだけど。
    それ以外の人としての魅力的な部分、運命の女の人に相応しい何かがもう少し欲しかったと思う。
    謎解きの方は、こういう小説を読んだことのある人であればすぐにピンとくる類のものだが、ちょっと非現実的なような気がする。
    これはあくまでも恋愛小説であって、+αで少量のミステリーといったところか。
    タイトルからしてもっと脳に関する医学的な要素が強い話だと、わたしが勝手に勘違いしていたのがそもそも悪かったんだと思う。

  • 読みやすかったです。なるほど、そうきたか!という展開で面白かったです。ラストは少し綺麗にまとまりすぎな気もするけれど…愛が勝つってことかな。

著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

知念実希人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×