- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408538402
感想・レビュー・書評
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区切りが少し多めなのが気になるが読みやすい文体であり、要所要所のフレーズが良く刺さるものがあった。言葉選びが素敵な作家さんだと思う。
ただストーリーとしては意外性はなかったかなぁ。タイトル回収は好きだからそこは好みだけど。
たまには知らない作家読むのもいいよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうなるんだろうと思いながらスラスラ読めてしまって、あっという間でした。
才能があると大変なんだな、、というのがいちばんの感想でした。
一度上にあがると中々下に降りるのが怖くなるというか。
本当は憧れていたのに相手からしたら憎き相手だったとか、人生のままならなさってこれですよねぇと。
どれだけ才能があっても完璧でいれる人なんていないんだなぁ。 -
すんごかった。最後の一文が目に入った瞬間にトリハダが立って「うわぁ、すごい。」と言葉に出た。
漫画にも映画にもできない、この面白さは読書ならではだと思う。
全てが計算し尽くされていたし、読み進めながら何度も振り返りに戻った。戻るたびに、自分が何気なく読み進めた文章が際立って、遠い稲妻のように光った。
終盤に差し掛かって【誰が誰に愛されたのだろう】【誰の神だろう】【タイトルは天使に愛されていたではないのか】と疑問が湧いたが、そんな自分の考えが浅すぎて震えた。
間違いなく、神に愛された一冊だった。 -
初めましての作家さんでしたが一気読みでした。
相手の思っていることと、自分の思っていることとがかけ離れてしまって悲しいことになってしまったな、と感じました。