白銀ジャック (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 14990
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550046

感想・レビュー・書評

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  • 読むなら今でしょ!と、積読10年、この冬にやっと手にしました。

    20代前半にやっていたスキーが蘇り、並んだリフトやナイター、新雪、アイスバーンetc,思い出の中ではまだ滑れた楽しさ(^o^)

    爆破予告が届き、スキー場を丸ごとジャックされる。登場人物多く、皆んな怪しげに見える東野圭吾サスペンス。

    結末やトリックには賛否両論ありそうだけど、スピード感がスリルを押し上げ、面白ろかったからまぁ良し○

  • 東野圭吾の雪山シリーズ①

    雪山に仕掛けられた爆弾をめぐるストーリー
    謎解きしつつ、経営者の視点、村の人々の視点とスキー場の経営を多角的にも考えられる作品。

    手に入れた順番に読んでいったけれど、最初に読むべきだったなぁという嘆きはここだけの話…笑

  • 東野圭吾さんの作品にしてはあまり面白くない作品でした。

  • そうですね、エンタメとして面白いですが、ストーリーの深みに全く共感できなかったです。

    終盤は、あっさりと解決してますが、個人的には納得できない…というか理解し難いですね。

    会社側の問題にクローズアップされてるけど、そこよりも逃亡犯を何故か?あっさりと扱ってしまう点、肝心のところは強引すぎて少し残念なところです。

  • 犯人が捕まってもなお、すぐには解けない事件の真相に少し当惑したが、だからこそ最後まで楽しめた。
    スキー場爆破の脅迫事件とは関係なさそうな人物たちがどのように繋がるのかというのも、この物語の注目ポイントだったなと思う。

  • 祝東野圭吾20作目。

    シンプルな展開で、マスカレードホテルくらい読みやすかった。ただ、最後の恋愛発展に関しては??

  • 新月高原スキー場に、”ゲレンデに爆弾を埋めた。爆発されたくなければ3000万円支払え”との脅迫メールが。スキー場側は、警察に通報せずに身代金を支払うが、続けて追加の身代金要求が。その時スキー場には1年前に、事故で妻を亡くした夫が滞在していた。犯人の狙いは・・・
    テンポ良く、スピード感もありいっき読み。

  • 完全に読む順番を間違えた…「疾風ロンド」に出てくるパトロール員の根津とプロボーダーの千晶がメインのスキー場を舞台にした話。まだ二人が出会ったばかりで、里沢スキー場に移る前に起きたゲレンデの下に爆弾を埋めた犯人とのやりとりが描かれる。きっと主人公は倉田なんだろうけど、「疾風ロンド」を先に読んでいるので、根津と千晶にしか目がいかない…雪山を舞台にしたテロと言うと、どうしても真保裕一の「ホワイトアウト」のイメージが強く、何となく、軽い気がしてしまうのは私だけだろうか?あんまり緊迫感も感じられず、犯人にも納得いかず、何とも微妙…

  • さすがです、完全に騙されました。私、こういうのでトリック見破れたこと一度もないです。それはともかく、スキーやスノーボードの描写がとても活き活きとしていて、つられて「私もスキーしたいな!」と思いました(小並感)。

  • 東野圭吾にしては珍しくスッキリ、円満に終わるストーリ。

    痛快サスペンスといわれている割にはそれほどサスペンスしている感じはありません。サスペンスなら「天空の蜂」のほうが切れているし、メッセージ性も強かった。それに比べると、かなり見劣りする作品といわれてもしょうがないと思います。

    ストーリーは、ゲレンデに埋められた爆弾をネタにスキー場が脅迫されます。犯人の動機は金か復讐か?またその金の受け渡しもトリッキー。そして終盤、爆弾はどうなる?、犯人は誰?といったところなのですが、本作では東野圭吾っぽいメッセージ性やどろっとした人間裏模様みたいなところはあまり感じられませんでした。また、題名も白銀ジャックで、ひねりもない。そういった意味で、読後感はスッキリしすぎていて、かつ、円満に終わっちゃって、なにか物足りない感じです。

    一応、スキーヤーとボーダー、スキー場パトロールの大変さ、スキー場経営にまつわる厳しさ、みたいなところは伝わってきますが、まぁ、そんなもんだろうなって思う程度。
    どちらかというと、2時間サスペンスドラマとしてテレビでやってくれると面白いと思います。サスペンスやミステリーというより、エンターテイメントストーリといったところです。
    とりわけ、本作で一番残念だったのが日吉さんの存在。これが、まさに2時間サスペンスドラマとしての存在感を強める結果となっています(笑)

    とはいっても、そこは東野圭吾。やはり楽しく読み進めることが出来ました。
    んでも初夏に読む作品ではないな。きっと(笑)

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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