水族館ガール7 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
4.08
  • (21)
  • (28)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 322
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408556017

作品紹介・あらすじ

イルカもペンギンもクラゲも元気だよ!
会えないときはオンライン!?

超感動のいきもの&お仕事小説!
シリーズ累計45万部!

私がこの子の親代わりに――
赤ん坊イルカに“授乳"も!?

イルカのルンが赤ん坊を出産後、病気にかかってしまう。
親子は別々のプールに移され、飼育員の由香は人工のイルカミルクを与える担当に。思わぬ形で子育ての大変さを学ぶことになった由香が、離れ離れになった親子を対面させるために思いついたアイディアとは……。
一方、自然の海を活かしたイルカビーチ構想が思わぬ展開に!? 超感動のいきもの小説!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回のメイントピックスは人工哺育と自然の海を活かしたイルカビーチ?!由香が期待されているのがよくわかる。
    生き物相手は大変だし、感情移入もしやすいし、職業病かもしれないけれど。みんな一生懸命。

  • 最高です

  • 記録

  • 最後10分で転落したかと思いきやめっちゃ上がってきた!!!
    いや、良かったよ、ニッコリー。゚(゚´ω`゚)゚。
    しかも、おめでとうだよ、お二人さん…
    いや、続編もあるのならば気になるよ…w

  • こんなに続くとは思ってもなかったこのシリーズだが、7作目。ルンが出産後に病気にかかり、さあ大変。すっかり中堅になった由香だが、まだまだ頼りない。それとは別にアクアパークのある臨海公園の活性化に提案したイルカビーチ構想を準備する中で、ニッコリーに大変なことが。ヒョロに咲子にも進展? そして、ついに先輩が由香に・・・
    もう続きはやらないのかなあ、松岡茉優ちゃんと桐谷君

  •  今回はイルカの出産の後の子育て。授乳も難しく、中々思うように栄養を摂取出来ない赤ちゃんに、人工的に授乳する事に。ルンも産後で弱ってしまい別々のプールに入れられ…

     抵抗力の弱い赤ちゃんを守る為しかないんだろうけど、切なかったです。

     そしてイルカプールの計画。地域の主を巻き込んで成功するかに見えたけど、自然相手ではどうにもならず…ニッコリーにもハラハラさせられましたが、絶妙なタイミングで現れるのは流石です。

     梶も由香にプロポーズして順風満帆そうだけど、ラスボス由香父がどう出るか、今後の展開に期待です!

  • イルカのルンが出産。水族館員総出で哺乳の間隔を観察するが、ルンが感染病にかかり隔離することにより人工哺乳にあたる。水族館員の熱意も伝わるが、何よりも隔離プールの隔壁を挟んでルンと子イルカの会話がとても嘆かわしかった。その後の対面が感動的。イルカビーチ構想の話では、由香のプレゼンの特訓をする梶先輩、辰ばあさんが凄い。イルカビーチ開設直前にニッコリ-が外洋に飛び出したり台風のトラブルで中止に。梶が正式にプロポーズ。由香は思わず梶を..なんかニッコリ-といい由香も似たとこあって、憎めない可愛い奴って感

  • 今回はルンとルンの赤ちゃんとニッコリ-の話.
    梶先輩,「一生かけて、支えてやる。何があっても、お前の側にいるから。」と一生懸命言ったのに,由香ちゃんに「はっきりと言えっ」っと海に突き落とされちゃう(なんて由香ちゃんらしいんだろう).その後の梶先輩がとってもイケメン.
     ほ乳類の母性とか,里海とか,海洋ゴミとか,今回も興味深い話題が多く面白かった.里海ねー.大学から帰ってみたら,近場の砂浜がいつの間にか岸壁に改修されていたのはショックだったな.岸壁になってしまった風景が普通になってしまって,砂浜があったことを知っている人は減っていくんだろうな.

  • 本書は普段知り得ない水族館の知識や生き物を飼育する大変さを、主人公の女の子が少しずつチャレンジしていく様と共に綴られた長編ストーリです。

    第7巻ではイルカのルンの出産シーンが半分と、地元の海の豊かさを皆で取り戻すため海にイルカ専用の水槽を作るお話でした。なんといっても本書の良さは、読んでいる読者も主人公になりきったつもりで、失敗をたくさん繰り返しながら挑戦していくシーンを体験できる事だと思います。特に本巻では一匹のイルカを出産し、その後の10日間の激闘を自分なりに応援しながら読み進めました。母親イルカのルンと子供イルカの絆が巻き起こした奇跡を起こしたシーンは、特に自分が感動した場面です。

    このように当たり前のように存在している生き物も、様々な奇跡が積み重なって今があるんだなと改めて思いました。

    嶋と梶の恋愛然り、ヒョロと咲子の今後の発展も楽しみにしながら次巻を待ちたいと思います。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年兵庫県生まれ。金融機関の勤務を経て、2005年『時は静かに戦慄(わなな)く』で第6回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。著書は「水族館ガール」シリーズのほか、『銀行占拠』『本日の議題は誘拐』『王子になるまでキスしない』がある。

「2022年 『水族館ガール9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木宮条太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×