- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408557021
作品紹介・あらすじ
【きっと見つかる、大切なもの。
――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】
誰もが抱える「後悔」を
奇跡で救う不思議なお弁当屋。
人生に迷ったら、ここへおいで。
ここは、あなたのための場所。
――あなたの「後悔」はなんですか?
街の片隅に佇むお弁当屋。店名は誰も知らない。
やって来るのは、心の底に厄介な「後悔」を抱えた人々。
記憶の中のトゲが抜けず日々を無為に過ごす女性、母を疎ましく思いながらもその存在に縛られる青年、捨て猫にトラウマがある女子高生……。
客に差し出されるささやかな奇跡がそっと心を救って――。
人生の迷子に寄り添う感動作。ラスト、タイトルの意味を知り落涙!
優しさを紡ぐ名手・加藤 元の真骨頂!
切なさが心に沁みる珠玉の5編は、
悔いも迷いも乗り越えて、前に進む勇気を与えてくれるはず!
感想・レビュー・書評
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名前も知らない常連さんと、店主の想いが交錯するあったかいストーリー。こういうお店が近くにあったら良いなぁ…
お弁当屋さんなのにカスタード、その意味がわかったとき胸が熱くなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビオレタとカスタードと間違えて書いてもうたあー。これねビオレタなのよ。 書きたい事は、読み終わったけど、菫さんが出会いと引っ張り出してくれた事とで、2人しかいない職場で理不尽な事ばかりされて、仕事を覚えたいのに、ゆとり世代とか鼻で笑われてとか、見ていて腹立った。でもよくよく考えたら自分が可愛い弱い彼氏にしていた事と同じだったというなんともしがたい話です。年上のとりあえずの新しい彼氏がそんなボロい人間は教育も出来ないポンコツで、悩む必要全く無いと断言してくれた=凄く良く分かる、実際世の中居るし消えない数だし
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外装も内装もケーキ屋さんを思わせるお弁当屋さん。
店員は強面なおじさんとちょっと無愛想な娘さん。
そのお店のポイントカードが貯まると飲み物1本とおまけが貰えます。
そのおまけはその人にとっての苦い思い出や悲しみを乗り越えるための一歩をくれる。
ちょっと不思議なお弁当屋さんがもたらす心がほっと暖かくなるお話でした。
ラストよかったなー(*ˊ˘ˋ*) -
街の片隅に佇むお弁当屋。やって来るのは、母を疎ましく思いながらもその存在に縛られる青年、捨て猫にトラウマがある女子高生など、心の底に「後悔」を抱えた人々。客に差し出されるささやかな奇跡がそっと心を救って-。
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2023.6.13読了
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このお弁当屋ではポイントカードを貯めきると「おまけ」が貰える。駄菓子だったり、母の日のメッセージカードだったり、キャットフードだったり
人によってはゴミになるような「おまけ」だけど
それによって今まで抱えてきた後悔や悩みから救われる人もいる。そんなお話。 -
街の片隅に佇むお弁当屋。やって来るのは、母を
疎ましく思いながらもその存在に縛られる青年、
捨て猫にトラウマがある女子高生など、心の底に
「後悔」を抱えた人々。客に差し出されるささやかな
奇跡がそっと心を救って…。