- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784409030424
感想・レビュー・書評
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背景知識がないのですごく難解だった。
ただこれを一冊読む過程でいろいろ調べたりするので結局知識がつき良かったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
100分de 名著でみた。本は難しそうでよむのやめた。
実存は本質に先行する。
人間は本質よりも先に実存するため、その本質は自分で選び取っていかないということ。
人間は自由の刑に処せられている。
その選択の自由により、必然的な人生を生きることはできないので、苦しまなければならないということ。
他有化などは、他の哲学にも通ずる考え。 -
いやー面白かった。刺激的すぎる。こういう人を熱狂させる言葉を吐けるってのは特別だね。小説もこんな風に書けばいいのに、そこは書かないのね。
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読み直したさ:★★☆
実存主義,投企,アンガジェ,選択。
二周ほど。一周目はボンヤリと,二周目は格闘しながら理解に努めた。よく分からなかったのは,超越論の部分。この点については自分の不勉強というか,蓄積が足りていないような気がする。再読するとき注意。
〈感想〉
100分de名著を機に通読。
しばらく実存主義の考えに浸って生活してみることにする。そのうち,サルトルの他の著作にもあたりたい。 -
自分や世界は結局自分の行動が創っていくもの。すなわち実存は本質に先立つ。静観主義とは楽ちんだが、世界の傍観者でしかなりえない。もちろん、自分の行動には他人や世界に対する責任が生じるが、それでも行動してきたいと思う。
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「構造」がより正確に世界を説明しえているとしても、いやむしろそうであればあるほど、その揺るぎなく恐ろしい世界は人を押し潰さずにはおかないようだ。粘性に侵食されつくした末の無力。
サルトルの自由、責任の主体論は、こういう時代にこそ必要だったのかもしれない。世界を変える前にまず自分を変える。自分を創り初めること。このプロセスが同期しない表層的で、ヒステリックなアンガージュマンがいかに蔓延していることか。 -
サルトル自らが実存主義とは何かについて語る講演録。
本質と実存についてペーパーナイフと人間の対比から語るなど、実存主義の根幹の部分が分かりやすく説明されている。
もちろんわかりにくいところも多々ある。この本の要点のみをさらに分かりやすくまとめたものが図説雑学シリーズの「図解雑学 サルトル」だと思う。
サルトル自らが書いたものの中ではかなり分かりやすい部類だと思う。実存主義の入門書の一つとして適した一冊。 -
「絶望とともに、真の楽観性が始まる。何物も期待しない人間、いかなる権利も持たず、当然受け取るべき何物も持たぬことを知っている人間の、自分自身しか頼りにせず、万人の利益のためにただ一人で行動することに喜びを見出す人間の、楽観性である。」
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サルトルの入門中の入門書です。
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自分がやったことでしか自分は作れない。
途中で投げ出さなくてよかった。もっと自分の脳を鍛えたい!