- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784412012523
作品紹介・あらすじ
「春嵐」アジアから帰国するや、支部結成大会へ。広布の拡大に対する反発が、各地で"村八分"等の嵐を呼ぶ。「凱旋」激闘につぐ激闘により、未曽有の大発展を飾って迎えた1周年の総会。大客殿建立の供養の発表に、同志の歓喜が爆発。「青葉」青年部が方面別総会を開催。言論部の結成、広報局の映画作成など多彩な布石がなされる。「立正安国」夏季講習会で「立正安国論」を講義。「仏法の人間主義」を根底とした世界平和の道を訴える。「大光」初の欧州への平和旅へ。"ベルリンの壁"の前に立ち、民族分断の悲劇の転換を誓う。
感想・レビュー・書評
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著者、池田大作先生、11月15日に亡くなられたとのことです。(95歳にて)
ウィキペディアで、著者を再確認しておきます。
---引用開始
池田 大作(いけだ だいさく、1928年〈昭和3年〉1月2日 - 2023年〈令和5年〉11月15日)は、日本の宗教家、作家。創価学会名誉会長、SGI(創価学会インタナショナル)会長。
山本 伸一、法悟空のペンネームで作家活動も行っていた。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
「春嵐」アジアから帰国するや、支部結成大会へ。広布の拡大に対する反発が、各地で“村八分”等の嵐を呼ぶ。「凱旋」激闘につぐ激闘により、未曽有の大発展を飾って迎えた1周年の総会。大客殿建立の供養の発表に、同志の歓喜が爆発。「青葉」青年部が方面別総会を開催。言論部の結成、広報局の映画作成など多彩な布石がなされる。「立正安国」夏季講習会で「立正安国論」を講義。「仏法の人間主義」を根底とした世界平和の道を訴える。「大光」初の欧州への平和旅へ。“ベルリンの壁”の前に立ち、民族分断の悲劇の転換を誓う。
---引用終了
p125に大客殿の建立のことが書かれています。
その大客殿、気になったので調べてみると、ウィキペディアには、次のように書かれています。
---引用開始
建物は当時としての最新土木建築技術により、鉄筋コンクリート5階建てで、1階はピロティー、2階は下足室、3階は5階まで吹き抜けの630畳の大広間だった。構造は鉄筋コンクリート二重シェル構造、11,500tの屋根を四隅の空洞の柱で支えるものだった。地震に対しての強度も震度8でも充分耐えられるよう設計された。大客殿は、完成した昭和39年(1964年)度の日本建築学会賞、さらに翌年、建築業協会賞及びBCS賞に輝いた。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公、山本伸一は創価学会名誉会長の池田大作氏
であり、ノンフィクション長編小説です。
生きる為に何が人は必要か
勇気とは何か?力がみなぎるストーリーが
詰まっている作品です。
とくに、最後の章『大光』は
ドイツの歴史から国民の自由と平和の大切さ
をしみじみと痛感させられました。
ナチスとユダヤの戦い
東西冷戦の壁など、
人は生まれた時は皆悪い人はいない。
生きていく過程で憎悪が増したり、
ひょんな事から戦争が生まれる。
ベルリンの壁崩壊から約30年経ち
壁の崩壊のきっかけは1人の東ドイツの政治家
『シャボフスキーさん』の政令報道の1日
早まった誤報がきっかけで、東国民は壁に
殺到し、自由の権利を得られた喜びが高まり
市民の手によって崩壊され、やがて統合される
ようになった。現在は東ドイツ市民の約57%は
2級市民と思い抱えながらも生きている。
やはり、心の壁というものや経済影響は
まだ穴が空いたままだ。戦いは一瞬で傷をつく。
言葉の自由さがある日本でもまた、傷をつき
苦しみ命を落とす人も残念ながら多い。
では、人はどうあるべきなのか?
自己肯定感の本が店頭に並んでいる。
私は何冊も読んだ。しかし、内容がぬるいのです。
人の心は10段階の喜怒哀楽が常に波打っている。
仏法用語でいうと『十界論』という。
その喜怒哀楽を平常に常にもっていき、
勇気や忍耐強さ、慈悲、平和を願う広い心
それを叶えられるのは仏法の最高の教えである
『法華経』の中の日蓮が顕した『南妙法蓮華経』
を唱え信じていく精神が世の中に広まっていく
事が大事。信心をしていく大切さは、なかなか
簡単なことではない。だからこそ、自らの境涯
精神を高めて、1人でも多く楽しく朗らかに、
激励をしていって波動をお互いに高め広げて
いく事が肝心であると私はそう生きてます。
感想が長くなりましたが、
とても新・人間革命には
幸せになるための生きる
ヒントがたくさん詰まっています!
ぜひ読んでみて欲しいです! -
未来をどう開くかの鍵は、すべて、現在のわが一念にある。
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ーどんな環境にあっても、人生を楽しみきっていけるのが信心です。戸田先生は、成仏というのは、生きていること自体が楽しくて、楽しくてしょうがないという境涯であると、よく語っておられた。人間の生には、苦労はつきものです。学生のうちは勉強しなければならないし、会社に入れば働かなければならない。では結婚すれば楽になるかといえば、家事や子育てに追われ、まるで戦争のような生活になる。
しかしそのなかに、意義を見いだし、生きがいをつくり、目標を定め、はつらつと挑戦し、苦労をも楽しみながら、瞬間、瞬間を最高に有意義に、楽しみきって生けていける人が、人生の達人なのです。結局幸福とは、外にあるのではない。私たちの心のなかに、それを教えているのが仏法です。ー
ー何事にも両面があり、一方に偏らないからこそ、人間的なんです。つまり人間が生きるということが、相反する課題を抱え、その緊張感のなかで、バランスをとりながら、自分を磨き、前へ、前へと、進んでいくということなんです。 ー
<本書から引用>
春風/凱旋/青葉/立正安国/大光 -
青年にとって大事なことは、どういう立場、どういう境遇であろうが、自らを卑下しないことです。何があっても、楽しみながら、自身の無限の可能性を開いていくのが信心だからです。
未来をどう開くかの鍵は、すべて、現在の我が一念にある。今、張り合いを持って、生きているかどうかです。
財務部の発足