新・人間革命 (第8巻) (聖教ワイド文庫 18)

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  • 聖教新聞社出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784412012752

作品紹介・あらすじ

布陣-学会の永遠の興隆のために、伸一は組織の官僚主義を打ち砕いて進む。さらに離島の奄美に飛び、希望の布石を。宝剣-戸田の7回忌を期して"本門の時代"に入ることを宣言した伸一は、京大生への講義など全力で青年を育成。清流-民衆よ正義を叫べ!-新しき言論運動の道。幹部の不祥事を通し、広布の組織を撹乱する魔の本質を糾明。激流-ケネディ大統領の暗殺で世界は激震。妙法の若芽萌える韓国の友は、春を信じて弾圧の冬を耐え抜く。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、池田先生(1928~2023)の作品、ブクログ登録は10冊目。(対談集を含む)

    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    【布陣】
    1963(昭和38)年5月、伸一は、翌年に迫った恩師戸田城聖の7回忌を目指し、広布の布陣の強化を決意する。

    幹部の胸中から官僚主義を排し、学会精神をみなぎらせようと、第25回本部総会等で次々に新たな人事を発表。伸一は、真正の同志の育成を期す。

    6月、伸一は、徳之島を経由して、奄美大島を初訪問。総支部を結成するとともに、命がけで離島広布に戦ってきた庶民の英雄を全魂込めて激励し続ける。

    【宝剣】
    7月、男子部幹部会に出席した伸一は、戸田城聖の7回忌を期して、「本門の時代」に入ることを宣言する。女子部幹部会では、男子部・女子部の部員100万達成を提案。

    関西に赴いた伸一は、京大生への「百六箇抄」講義を始め、一人一人を広布の“宝剣”へと育てていく。

    そんな折、聖教紙上に、日達法主から僧侶・法華講への「訓諭」が載った。背景には、広布の息吹もなく、学会を批判する宗門の腐敗が——邪悪に対し伸一は、敢然と戦いを挑む。

    【清流】
    1963(昭和38)年7月28日、言論部の第1回全国大会。伸一は“今こそ、民衆救済のために、正義の言論の剣をとって前進しよう”と訴え、新たな言論運動を提示する。

    8月度の男子部幹部会では「世界広布の歌」が発表。9月には信濃町の新学会本部が落成。10月には民音の発足……。こうした前進のなか、ある地方で、幹部の金銭詐取(さしゅ)事件が発覚。幹部の不祥事を通し、広布の組織を撹乱(かくらん)する魔の本質を究明する。

    【激流】
    1963(昭和38)年11月23日、ケネディ大統領暗殺の激震が世界を走る。伸一は、彼の大統領としての“1000日の戦い”に思いを馳せる。この年の12月には学会は400万世帯に。39年を「団結の年」と決定。

    39年1月、学会の代表が韓国を訪問することになっていたが、渡航不許可の通知が届く。韓国には、かつて日本が行った非道な侵略と支配の歴史がある。そのため、学会に対しても根強い誤解があり、韓国に芽生えた学会組織に弾圧が襲う。だが、韓国の同志は、迫害の冬を耐え、粘り強く信頼を勝ち取り、社会で実証を示していく。

    ---引用終了


    気になった箇所は、p288~p291。
    1963年(昭和38年)11月は、色々な事件や事故があったということ。

    11月9日、午後3時10分頃。
    福岡県大牟田市の三井三池鉱業所三川鉱で、炭塵爆発事故。死者458人。

    11月9日、午後9時50分頃。
    横浜市鶴見区の東海道本線で貨物列車が脱線し、横須賀線の上り電車と衝突。さらに、この電車が下り電車に突っ込み、二重衝突。死者161人。

    11月22日、午後零時半。(現地時間)
    アメリカのケネディ大統領狙撃される。

  • 人間の本当の輝きは、なんによって決まるか。それは、財力でもなければ、権力でもありません。日蓮大聖人の弟子として、仏の使いとして、不幸な人々の味方となりゆくこと。
    我が使命に生き抜く時に、最高最大の歓喜と輝きの人生を歩むことができる。
    内なる生命の燃焼こそが、色褪せぬ人間性の輝きであり、三世を荘厳する光彩である。


    p103 個人指導の大切さ


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著者プロフィール

池田大作(いけだ・だいさく) 1928年、東京都生まれ。創価学会名誉会長/創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどを創立。『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)など著書多数。世界の識者と対話を重ね、『二十一世紀への対話』(A.J.トインビー)、『二十世紀の精神の教訓』(M.S.ゴルバチョフ)、『地球平和への探究』(J.ロートブラット)など多くの対談集を刊行。

「2023年 『完本 若き日の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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