- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413031172
感想・レビュー・書評
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病気と闘わない病院、それが「老人病棟」だそうです。ボケはボケのまま、ツッコミ不在の漫才病棟。ナースたちも63歳の婦長さん以下老人集団、どれが患者で、どっちがナースで・・・?!そんな病棟に21歳でナースデビューした著者、岸かおりさんの奮闘記です。笑ってはいけないと思いながら読みましたw。皆さん、巻き寿司が好物で、巻き寿司の日は、食べた後、喉に詰まって次から次に倒れて・・・。救急の奥の手は「掃除機の吸引器」で吸い込むんだそうです!
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病院の老人病棟で働く看護師のコミックエッセイ。
ボケ老人の迷惑でとんでもない行動と、看護する側の都合に従わせるための試行錯誤がコミカルに描かれる。
どうせボケてるからなにやっても大丈夫、というのが基本的な考え。
読みやすいしリアルなんだとは思う。でも不愉快になった。
98年出版でこの認識はひどすぎる。こんな介護されたくない。
現実に介護をするには「仕方ない」部分はあるんだと思う。
だけどその反省がまったくないのが嫌すぎる。
なぜそういった「問題行動」を起こすのかという視点はない。(せいぜい「ボケてるから」で片づけられる)
老人は忘れるから大丈夫ってナニ?
そういう姿勢が病院の常識なんだとしたら怖い。
「高齢者虐待」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4121017560と一緒に読みたい。 -
老人病棟ってどんなものかしら、と思って手にとってみた一冊。これ読むとホロリとくるお話とか考えさせられるお話とかばかりで…私にもこんな素敵な思い出が出来る日が来るんでしょうか(^^;)