MBA式「無駄な仕事」をしない技術

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413035149

感想・レビュー・書評

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  • 1,つまらない仕事を細切れにして、30分単位に分ける。頭が適度に刺激を受け、効率的に仕事を進められる。
    2,一日の仕事の80%は、2時間程度で済ませられる。
    朝2時間、昼2時間を有意義に使う。
    3,煮詰まるより、デイスカッションパートナーを探し、雑談をする。
    4,まだ5分の発想で時間は無限に使える。隙間時間を有意義に活用。
    5,アイデイアはすぐ消える。手帳に素早くメモを。携帯のメモ機能を使う手も。
    6,図を使って考えると、全体像が掴めてバランスの良い思考が出来る。 今までと違う脳が動き出す。
    7,企画書は、1分で見て判る考え抜かれた内容とする。
    8,他人の頭脳を使えば、仕事時間を3分の2に短縮できる。他人と一緒に仕事をする機会を増やす事。3分サット集まってもらって意見を聞くだけで違う。
    3分間アナザーブレイン法
    9,会議とは、自分が考えている企画やアイデイアについて、自分以外の人からフィードバックを貰って進化させる場。自分がブレストの口火を切ってみんなの脳を活性化させ、嵐を巻き起こす。
    10,プレゼンは、意思決定者の目を見て、ハートをがっちり掴む。 事前情報の入手は不可欠。
    11,既存顧客よりも、新規顧客のほうがマーケテングコストは10倍掛かる。 ビジネスの基本は、感動を売る事。感動して、信者になることで お客は増えていく。 儲かる。
    12,机の整理術
    集中して仕事をしたい時には、その仕事以外の書類を目に付かない場所に避難させる。
    13,MBA式メイル整理術 受信トレイに残ったメイルがやりかけの仕事 処理が終わると、どんどんホルダに移動する。
    14,その場の感情に駆られて相手を叱り飛ばす事が、いかに無意味で結局引き合わない事か。
    出来る人は、議論はしても非難はしない。
    15,サンクコスト発想 支出した費用のうち、回収不可能な費用。どうにもならない過去の失敗。
    バスを待った20分より、これから何をすべきか。。
    STEP1 失敗した事を忘れる 忙しくする事
    STEP2 未来に目を向けて、いま何が出来るか考える
    STEP3 すぐにアクションを起こす。代案の準備を忘れずに。
    STEP4 成功したあとに初めて失敗を反省する。 情けなさをあえて思い出す。
    16,捨ててはいけない物
    人との結びつき
    成長したいというギラギラした気持ち 生きる楽しさを与えてくれる夢
    17,3分間アナザーブレイン法 は有効。短時間で高いアウトプットが期待出来る。自分ひとりで出来上がる企画書など無い。複数の脳みそを活用し、ブラッシュアップする。
    行きづまったら実施。
    18,自分が犯した愚かな失敗を、FTDというノートに記載しておくといい。今後の困難な事柄に出会った時に、必ず役に立つ。

  • 「MBA式」とタイトルにはありますが、あまりMBAは関係ないな、というのが第一印象。作者がMBA(米国の経営学修士)を取得しており、自身の一連の著書に「MBA式」をつけているから、以上の理由はないのかもしれません。この書籍の出版は2005年1月で、店頭に出てきたのは2004年末でしょうから、その時期にはMBA取得者が日本には少なかったという事情もあるのでしょう。「MBA式=斎藤氏の著書」というブランドイメージ作りにも有効かと思います。

    「無駄な仕事」を定義するにあたって、仕事を2軸で4つに分割しています。自分が知っているのは(といっても『7つの習慣』の受け売りですが)、緊急度と重要度の2軸で分割し、「緊急度は低いが重要度が高い」仕事を重視せよというものですが、ここでは「成長につながる」と「実績が出せる」を2つの軸に取っています。
    自分の成長につながるが、実績は出しづらい。つまり新しい分野へのチャレンジがここにあたりますが、困難やリスクをとってでも積極的に挑戦するべき部分ということになります。わかっていても手を出しづらい部分なので、意識しておく必要はあるかと思います。

    企画やプレゼンに関わる部分、なるほどと思いました。自分もそうなのですが、どうしてもあれもこれもと詰め込みたくなってしまうので、分量ばかり増えてしまって内容が今ひとつ伝わらないものを作ってしまいがちですが、一目でわかるメッセージをぶつける、アイデアは一度書き出す(アウトプットする)、他人の知恵を借りるなど、よく陥りがちなところを押さえてくれていると感じます。

    そして、サンクコストの考え方。英語の綴りに戻すとsunk costで、sunkはsink(沈む)の過去分詞ですから、沈んでしまって取り戻せなくなったコストのことをいいます。本書ではバス停で待たされた例を挙げていましたが、自分も似たような経験があります。
    大震災の日、ようやく動いた地下鉄で帰宅したのですが、乗換駅で入ってくる電車はすでにすし詰めで、2時間待っても乗れない状態。さらに待つか、あきらめて歩いて帰るか、歩くなら今までの2時間は何だったんだと考えるのか。ホームで待たされた2時間をサンクコストとして整理できるかどうかが、人によるのではないかと思います。
    (ちなみに、あきらめて歩いて帰りました。2時間ほど歩いて同じ路線の5~6駅先の駅では深夜と言うこともあり、混雑もそれほどではなかったので、そこからまた電車に乗りましたが。)

    今日(2011年5月8日)で連休も終わり、明日からまた日常が戻ってきます。仕事のやり方を大きく変えることはないかと思いますが、意識を高く保っていきたいと思います。この本にあった「午前2時間、午後2時間の仕事術」は、勤め先が朝の2時間を集中タイムとして用意してくれていますので、環境の半分は整っているといえます。そういった環境をうまく使って、自分自身今後も成長を続けたいと考えています。

  • 書いてあることは、ほかの仕事術の類の本と変わり映えしないものだった。

  • タイトルに惹かれて図書館で借りて、1時間くらいで読んだ。
    仕事4分割法、収穫逓減の法則、考え方から具体的な方法
    まで、自分の仕事の仕方を見直してみるきっかけになった。
    読み返しながら、見直しを実践してみている。

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著者プロフィール

シカゴコンサルティング代表

「2022年 『超文系人間のための 統計学トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤広達の作品

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