死体との悲しい約束: 監察医が交わした

著者 :
  • 青春出版社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413036368

作品紹介・あらすじ

いじめ虐待死、バラバラ殺人、メッタ刺し死、そして老人の孤独自殺…何の罪もない人がこの世から去っていく。この無情の中で、監察医が涙をこらえて検死したテレビでは決して語られることのなかった事件の謎と真相。

感想・レビュー・書評

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  • 実際にこんな事件あったなぁと振り返りながら読んでました。

    同居の親の自殺の部分については考えさせられる部分がありました。

  • 自分の老後が心配になってきました。
    将来家族に迫害されない方法も教えてほしかった。
    26/11/23

  • 知っている事件がいくつも取り上げられていて、「そんな事件もあったな」と思い出しながら、より身近な問題として考えさせられた。

  • 元東京都監察医務院長医学博士、上野さんの経験談

    大江健三郎の本にでてた、死体洗いのアルバイトの話は嘘らしい。
    ただの都市伝説だったかぁ・・・

    「解剖は一見むごいような印象を与えますが
    死んだ人の人権を守っていることにほかならない」
    分かっちゃいるけどね、あたしのあのひとを傷つけないでぇぇぇぇと思うんじゃないカナ

    まぁ、立場上からの本がたくさんでてますが
    これ一冊でいいかな。
    あんま興味もつこと書いてなかった。

    ( ・_ゝ・)<説教くさいオジーチャンの本。しかし現場を経験した人の声。

  • ひと昔前には、あり得なかった虐待死。
    母親だけは子供の味方・・・、そんな常識は通用しない。
    こんな悲しい死体が数えきれない。

  • これで何作目になるのかな、正直ネタぎれなのかなって感じでした。が、高齢者の自殺で、一人暮らしの人より、家族で暮らしている人のほうが率が高いというのはショックでしたね。隔離されるあまり孤独を余計に感じてしまうようです。最近の時事ネタ(子どもの自殺、いじめなど)とからめてかかれているので、考えさせられた面もありました。

  • 二万体を超える変死体を見てきた監察医さんの話。
    彼らの声を聞き逃さないように、その声との約束を果たすために、30年監察医を続けてきた著者には頭が下がる思いです。
    現場を見てきた彼にだからこそわかる声。スゴイです。

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著者プロフィール

昭和17年、和歌山県生まれ。京都大学法学部卒業。職業:弁護士・公認会計士。●主な著書 『新万葉集読本』、『平成歌合 新古今和歌集百番』、『平成歌合 古今和歌集百番』、『百人一首と遊ぶ 一人百首』(以上、角川学芸出版。ペンネーム上野正比古)、『光彩陸離 写歌集Ⅲ』、『ヨーロッパの大地と営み 写歌集Ⅱ』、『ヨーロッパの山と花 写歌集Ⅰ』(以上、東洋出版)

「2016年 『万葉集難訓歌 一三〇〇年の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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