- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413043106
作品紹介・あらすじ
「婚育」とは、"結婚能力の育成"を略した言葉。「婚活」(結婚活動)の前提として必要な"結婚能力"の育成、それが「婚育」である。結婚能力がない人が、いくら「婚活」をしたって、うまくいくわけがない。でも、社会人になってから結婚能力をつけようとしても、もう遅い。大学での仲間づくり力、職業の人間関係力、結婚力…、これらを身につけるために明治大学で実際に行なわれている授業を、実況中継。
感想・レビュー・書評
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妹が実際にこの授業を受けてて、話を聞いて面白そうだったから借りて読んでみた。
どちらかといえば男性向け?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな授業があったとは。
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恋人の作り方の授業がある!?明治大学の実際の授業(心理学)を書籍化したもの。わかりやすくてためになる・・・と同時に「これでいいのか!?」と叫びたくなる。
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2010年度の入試で全国の高校生の志望校ランキングで1位になった明治大学。
その明治大学にあって、人気ナンバー1となったのが「こころの科学」という授業。
著者である諸富祥彦がこの授業で提唱しているのが「婚育」というもの。文字通り、異性との人間関係力育成を中心とした、結婚能力育成プログラムのことである。
「明大に入るくらいの学力があるのだったら、勉強はできるはずです。もっと人間関係の力を育てて社会に送り出してください」
ある企業関係者から、諸富氏はこうリクエストされたそうである。
本書は実際にこの授業で行われている内容を広く紹介したものである。
その中には「あなたのオーラは何色?」という合コン受けする会話のネタまでもが含まれており、OBとして私は少々面食らってしまった。
しかし、実際に企業担当者からのリクエストに応えた点と学生の人気の高さを考えると、諸富氏の授業は社会的必要性が相当に高く、能力の育成方法は十二分に的を得ていると言える。
当代学生気質と人気講義の内容を両方チェックできる点で、一読に値すると思う。 -
題名が面白かったので購入。本書は著者が明治大学で実際に行っている講義を本としたもの。婚活ではなく婚育というところが、とてもユニークであり、今後の日本にとっても重要なキーワードとなってくるのではないだろうか。
「草食系男子」や「肉食系女子」といった現代用語がどうして生まれてきたのか、その原因となった教育プログラムの中身が読んで分かった気がした。
また、今後の少子化をくいとめるためには教育工学の観点からどういったカリキュラムが必要になってくるのか、実際の講義の内容を参考にしてみても面白いのではないかと思った。