論理療法の理論と実際

著者 :
  • 誠信書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414401868

作品紹介・あらすじ

わが国における論理療法の研究と実践を総合的にまとめた初めての試み。論理療法とは何か、その目的と活用範囲、キーワード、具体的実践の方法や留意点などがわかりやすく解説されており、本書一冊で論理療法の全体像がわかる。

感想・レビュー・書評

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  • p16-19 思う通りに事が運ばない、人生の事実をふまえていない、論理性が乏しい、柔軟性がない
    p20 人間の悩みのもとになる考え方の特徴=目標達成を妨げる考え方、人生の事実に則していない考え方、論理性の乏しい考え方、柔軟性のない断定的な考え方
    p20 四種類のイラショナル・ビリーフ=ねばならぬビリーフ->人生の事実に則したビリーフに修正する、悲観的ビリーフ->何がどうなっているか事実をきちんと観察し、時と所が変わっても、自分の認識に間違いがないか自問自答すること、非難卑下的ビリーフ->具体的にどうしたら問題が解けるかを考えさせる、欲求不満低耐性ビリーフ->耐えられないというビリーフが事実を語っているのか、推論なのか、耐えられないというビリーフを支えているもう一つのビリーフがあるのかなどを考える
    p25 自分自身に関するもの、相手に関するもの、人生一般に関するもの

    p163-164 好きこそ物の上手なれではなく、下手の横好きが事実に近い。
    p164-165興味で仕事の領域を絞ってから能力を考慮してレベルを選ぶ
    p166 自分のイメージしているキャリア。すでに成功裡に達成したキーパーソンの模倣をする
    p169 人には人の価値観がある
    p170 相手に問題があるのではないかと考える
    p175 行動は評価できるが、人格は評価の対象ではない
    p195 愚者=考えが足りない人間とは、自分の考え方を支える事実はあるか?自分の考え方を支えるだけの論理性はあるか?ある考え方に固執しているためにかえって自分を不幸にしてないか?の3点を考えない人間のこと。

  • 論理療法の背景について説明があり、この説明を読みたいと思い入手。

    プラグマティズムとの関連なども記載としてはあるが、それほど深く関連づけているわけではない。道具的という点での結果が得られる、という点での一般的な説明にとどまっている。
    プラグマティズムの他に、論理療法に影響を与えた思想として実存主義・経験論などを挙げているが、そのあたりの解説に乏しいといえば乏しいところはやや残念。
    あと論理療法と認知療法がどのような異なり方をしているのか、についてもそれなりに理解できる。

    とはいえ、やはり知りたいところが微妙に知ることができなくてちょっと残念。

    あふれんばかりの自己啓発本も、本人にとって役に立つのであれば、それでいいのではないか、とふと感じてしまった。

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