明治・大正のかわいい着物 モスリン: メルヘン&ロマンティックな模様を楽しむ

著者 :
  • 誠文堂新光社
3.61
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本棚登録 : 143
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416314012

作品紹介・あらすじ

明治維新の頃に輸入されたウール・モスリンは、化繊が普及する昭和30年代頃まで、日本で大量に生産され、子どもの着物などに使われました。そのため、今のアニメにも通じる楽しくてかわいい柄がデザインされ、プリントされています。
「子どもモスリン」の章では動物や乗物など子どもたちが夢見るかわいい柄を、「大人のモスリン」の章では古典を継承しながらもさらに多彩多様になったモスリンの着物・長襦袢柄などを多数掲載。また、「よくばりモスリン」では、日本のパッチワークとも言うべき寄せぎれの妙をご覧いただけます。
さらにコラムではモスリンの歴史をはじめ、モスリンを愛してやまない多くの先達や新進デザイナー・染織作家をご紹介。モスリンをさまざまな切り口で楽しめる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • こども用のがかーわいい!

  • 読了。

    色鮮やかでかわいい柄ばかり。オールカラーで楽しい。こういう系の本はそうでないと。

    アンティークの着物が好きなので、着てみたい柄多し。

    ネイルのデザインにも使えそう。

    今回図書館でかりたけど、買いかも。

    モスリンの歴史や製造過程もあり、モスリンへの愛を感じる。
    (170525)

  • モスリンは羊毛を加工した柔らかい薄手の平織りです。
    明治・大正のころの子ども向けのクマやウサギの柄や、成人向けの達磨や鶴の縁起物や色とりどりの宝船柄など沢山のデザインが紹介されています。
    デザインだけではなく、モスリンの加工過程や現代においてモスリンを使ってストールや洋服を作っている人など盛りだくさんの内容。

    水色や青の混じったモスリンのストールが素敵でした。

  • モスリンとはウールの薄い素材で、大量生産され明治大正を中心に良く着られていた。今ではあまり見かけない。子供用のキッチュな動物柄もかわいいし、レトロな発色の良いピンクにもキュンとなります。着物にも多く使われていましたが長襦袢に艶やかな柄のモスリンを纏うのがお洒落だった模様。近代の純文学でもモスリンの着物が出てきたような気がする。アロハシャツにも使われていたとか。現代もモスリンを使って服を作る作家さんも紹介されています。とにかく全身で「か・わ・い・い・!」を叫びたくなる本でした。

  • 資料番号:011570660
    請求記号:753/ニ

  • モスリンかわいいい!
    絶対に着物でしか着られないこの
    色とりどりな鮮やかさかわいいい!
    中でも子供用モスリンの、
    ミニスカートの女の子柄が
    途轍もないインパクトでした。
    ミニスカートの女の子柄の着物ですよ!
    昭和40年代おそるべし!ですね。

  • 写真がとても綺麗で、手触りまで思わず想像してしまう。
    可愛らしい柄がいっぱいで、眺めているだけで楽しい。
    モスリンの歴史などについても触れられており、わかりやすい。

    経済成長がとまってから黒を着る傾向が強くなった。
    それは黒は返品が少ないからであり、
    色を楽しむ余裕 好きな色を問われて答えられない子供が増えている
    という記載があり、複雑な気持ちになった。
    ファッション業界などは兎も角として
    一般的なサラリーマンやOLは就職活動中のリクルートスーツから慣らされて
    無難な服しか着られない傾向は強いのではないかと思う。
    しかしそうしたところから心の余裕というのは生まれると思う。
    たとえ小物でも、手の込んだ素敵なものを使いたいものだと思った。

  • 今のより、遠い昔に作られ忘れ去られてくものの儚さ。
    それがいい。
    モスリンの着物欲しい。
    あと帯。

  • この時代の着物は派手柄のイメージ
    今後の買う時のための参考にしたいな

  • 着物

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著者プロフィール

似内 惠子:京都生まれ、京都府在住。NPO法人京都古布保存会理事長・服飾研究家。2009年にNPO法人を設立し、着物や布の保存・修復・展示活動にたずさわる。京都府の支援のもと大原女、舞妓や宇治の茶摘み衣装など伝統衣装の調査を行う。著書『着物の文様とその見方』『夏着物の文様とその見方』『明治・大正のかわいい着物 モスリン』『和のビーズと鑑賞知識』(誠文堂新光社)。京都新聞に「なつかしのきもの」「あのころのきもの」を連載。

「2018年 『子どもの着物大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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