信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ: 漬け物から干し菓子まで、信州全土の保存食110品

著者 :
  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416614334

作品紹介・あらすじ

「長寿」「高齢者医療費が少ない」「野菜の摂取量」で全国一位になった長野。長寿、健康の秘訣は10時と15時の”おやつ”にあり、地元では“お茶うけ”といって、古くから受け継がれている郷土文化です。
野菜や果物の漬物や砂糖煮といった保存食を中心に、煮物や炒め物、おやきやケーキなど、各家ごとに料理はさまざま。それらを番茶とともにいただき、家族や近所の人たちとのふれあう時間を大切にしています。
本書では、古くからそうした文化を大切にしてきたおばあちゃんの直伝のレシピを教わるとともに、そうした家々のお茶うけが生まれるエピソードをエッセイで紹介。
信州の豊かな食材を無駄なく保存するための先人の知恵や人のもてなし方は、現代の家庭でも取り入れたいもの。郷土料理に興味がある人へ、また、食、暮らしを見直したい人へのきっかけになる、豊かな生活が感じられる1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • すごく好き。何気ないおばあちゃんたちとの会話もグッとくるものが多かった。やっぱり移住するなら長野かも…!

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16547754

  • おばあちゃん お茶漬け繋がり

  • 漬物やおやきに煮豆、果物を使ったケーキや牛乳かんなど、ちょっとつまむ信州のお茶請けを紹介。地元の人たちの話と一緒に出てくるそれは、どれも懐かしい感じがします。
    地元で採れる美味しいものがたくさんあるから、何を作ってもおいしくなりそうです。長野の「お茶飲み」、素敵な習慣です。

  •  農作業の合間に一休み、公民館での寄り合い…そんな時これがないと始まらないのが「お茶うけ」。野菜や果物など郷土の味覚を上手に工夫し、おばあちゃんたちが保存食を手づくりして互いの労をねぎらい、情報交換しあってきたのだ。
     丸なすの粕漬け、塩崎ごぼうの佃煮、そば粉の寒天寄せ、りんご糖、くるみじゃこ…。レシピ110品に加え、信州全土を訪ね、農家や商店主など「お茶うけの達人」からきいたレポートが綴られる。

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著者プロフィール

大平 一枝:作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・
こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に『東京の台所』『男と女の台所』『もう、ビ
ニール傘は買わない。』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠
文堂新光社)、『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)ほか。
「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、金曜エッセイ「あ、それ忘れてました(汗)」
(北欧、暮らしの道具店)、「令和・かぞくの肖像」(OIL MAGAZINE)など連載多数。


「2021年 『ただしい暮らし、なんてなかった。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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