台所道具を一生ものにする手入れ術: 作り手25人に教わる、使い込んでいくことの魅力
- 誠文堂新光社 (2014年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416614907
作品紹介・あらすじ
作家や職人の手仕事による台所道具を永く使い込むための、素材の特性に合わせた手入れのポイントを人気の作り手25人に教わります。
漆器や竹かご、鉄のフライパン、包丁、焼き締めの器……作家や職人の手仕事による台所道具や器の人気は高まるばかり。作家や職人によって一つひとつ丁寧に作られたものは、日々使い込んでいくことで味わいをなしていき、自分好みに道具を育てていくという、量産のものにはない楽しみがあります。
手作りされたものを長く使い込むためには、素材の特性に合わせたお手入れをすることが大切です。本書では、全国の人気の作り手25名余りに教わった、手入れのポイントをわかりやすく解説。使い始める前、日々のお手入れ、そして、それぞれ陥りがちなトラブルを挙げ、その予防や対処法も余すことなく紹介している、実用的、便利帳的な内容です。
また、作り手の工房を訪ねてものづくりの現場や、道具をいかした調理法、使い方も紹介。良いものを永く使いたい、そんな魅力がたっぷり詰まった保存版的な1冊です。
感想・レビュー・書評
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本当によい道具ばかり。
そしてそれらは、少し手がかかるもの。それゆえに愛着が湧くのも分かります。
しかし子育て中の身としては、食洗機でガシガシ洗え、手の要らない道具がいい。笑
子育てがひと段落し、心と時間に余裕が出てから向き合うべき内容かな。
随分先かとは思うけど、また改めて適切な時期に読み直したい本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014-9-25
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陶器や漆器といった食器類から、鉄のフライパン、中華鍋や蒸籠にいたるまで、台所で使用する道具類の「使いはじめ」と「日々のお手入れ」を紹介した一冊だ。
使い込むほどに味が出る、という惹句につられそうになるが、フライパンや鍋類はやっぱりそうはいっても手入れが大変そう。
ここに紹介されているものすべてが自分にとって良いかと言われれば疑問で、自分の生活にあって無理なく取り入れられるものを頑張らずに大切にしていきたいなという気持ちになった。 -
竹籠、曲げわっぱ、どうしてもこの2つは手に入れたい。
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包丁の刃を優しく受け止めるには、どんなまな板が良いのか。保健所ではプラスティックのまな板を推奨しているが、木の持つ弾力性や適度な柔らかさはプラには絶対できない。包丁の刃の切れ味を最大限伸ばしてくれるのは木のまな板であるが、洗い残しはカビを誘発してしまう。クレンザーでしっかり洗い、磨き粉はしっかり洗い流さなければならない。お皿の2倍は時間をかけ、しっかり乾かし風通しのよい所に置いておく。また、片面だけを使うのは反りの原因となる。天日に干すのも反りを招いてしまう。日光消毒は我慢し陰干しに徹しなければならない。脱臭と漂白はレモン。手入れとは道具を使いこなすということ。日本の伝統的道具はどれもこれも、使えば使うほど味が出てくる。使い始めたときより良いものに。そんな道具にしていきたい。
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資料番号:011595501
請求記号:596.9 /ヒ -
いいものはいい、んですよね。
いいもの、高いものは、メンテも大事。
安いものを使い捨てにするよりも、気に入ったものを日々大事に使うことはいいことだと思います。
出来る範囲で。 -
"BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“今週の新刊”で登場。
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/50.html
「最近若い子の間でも、家具だったり台所道具にこだわっている子って多いんですよね。という私も、切子グラスや曲げわっぱがおうちにあるんですけれども、なかなか、買ったはいいものの、一度使いはじめると手入れ方法とか大変なんだろうなっていうハードルが高くって。なのでこの本のタイトルを読んだ時にびびっときました。この本はまさに私が求めていた本だ!と。」(下北沢B&B 木村綾子さん)
原宿ブックカフェ公式サイト
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/ -
ここまで手仕事系じゃなくて、工業製品の規格品の安物ばっかり使っているにしても、手入れすることは長持ちさせることにはなるし、また、手入れがひとつの暮らすことに対する向き合い方になるのも確かではある。ただ、それが女性にかかってくるとしんどいか。
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調べれば済む話とはいえ、参考価格を記載してもらえると良かったです。たぶん、買えないですけど。