バレエ語辞典: バレエにまつわることばをイラストと豆知識で踊りながら読み解く

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 91
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416617953

作品紹介・あらすじ

子供のころからクラシックバレエを習い、バレエの舞台も数多く観てきたフリーライターが、
改めてバレエの魅力を掘り下げるべく、
専門家の協力を得ながらまとめあげた辞典形式の一冊です。

素敵なイラストを添えながら、観る人も踊る人も含め、バレエを趣味とするときに「知っておきたい用語」を掲載しています。

掲載する用語はさまざま!
クラシックバレエ誕生から現代までの歴史をひも解きつつ、
バレエの代表的な演目や役柄、振付家やダンサー、舞台用語から
踊るうえでも観るためにも知っておきたいパ(ステップ)の名称やトリビアまでを、愛らしいイラストとともに丁寧に解説しました。

また、新国立劇場バレエ団のプリンシパル、米沢唯さんへのインタビューや、
チャコット衣装部への取材や、ポワント(トゥシューズ)の魅力解説など、美しい写真がいっぱいのコラムも盛りだくさん!

これからバレエを知りたいと願う初心者から、長くバレエを愛好しているファンまで…
「バレエの世界」を愛する方々のために、心を込めてお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • いままで知らなかったいろいろなことが書かれていてとても面白かったです。
    ただ私の認識では、人名には生年没年を
    たとえば「ディアギレフ(1872~1929)」と書かれるものと思っていたので、それが無くてもどかしいというか。
    そして「おわりに」を読んで、文字数の関係でカットされたのかなと思いました。
    それだったら、個人的にはシューズやウェアのメーカーはいらなかったです。

    さて、とくに良かったのは米沢唯さんのインタビュー。
    新国のプリンシパルである唯さんでも、課題が尽きずそれが苦しく、満足感が無く、リハーサルで注意されてばかりだそう。
    「でも注意されなくなったらおしまいだと思っているんです」
    そして「プロほど基礎が大事」と。
    心に染みました。

    また、ロイヤルのワディム・ムンタギロフと踊ると、
    「舞台の上でたった二人で違う場所に行って帰ってきた、みたいな感覚に陥る瞬間があります。
    入り込んでしまうから、現実に戻ってくるのに時間がかかるくらい。」
    ということがあるそうです。
    私は彼のファンで、新国で彼と唯さんのバヤデールを見たことがあります。
    また見に行きたいなあ。

    今後見たい映画をメモ。
    『愛と哀しみのボレロ』
    『ホワイトナイツ/白夜』
    『センターステージ』
    『バレエ・カンパニー』
    『小さな村の小さなダンサー』
    『ブラック・スワン』
    『ハートビート』

  • バレエの世界にご招待。

    バレエはちっともわからないけれど、読んでいるうちに、この作品を見てみたいな、とか、このことばは聞いたことがあるな、とか思う。イラストもかわいくて興味が持てた。

  • バレエの用語から作品、ダンサー、振付師、道具関係、もろもろ。
    辞典なのであいうえお順で並んでるのがジャンル別で読みたかったというのは少し贅沢かな。
    割合イラスト多め。

  • 図書館で借りました。ペラペラ~と内容を確認したとき、まずイラスト(画/丸山裕子さん)の可愛いらしさに惹かれ借りてみることにしました。
    最初は「あ」から順番に読みはじめましたが、バレエ知識が浅い私には、文章だけではナンノコッチャな内容で飽きました。イラストのところだけじっくり見て、あとは「ダンスダンスダンスール」で出てきた言葉をチェックしました。カラー写真もあって、これもよかった。

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著者プロフィール

■富永 明子(トミナガ アキコ)
編集者・ライター。
5歳からクラシックバレエに親しむ。
大学・大学院ともに舞台芸術について学び、日本大学大学院芸術学研究科舞台芸術専攻修了。
編集プロダクションを経て、株式会社リクルート『R25』『L25』編集部に所属。
2010年からフリーランスとなり、クラシックバレエの書籍や記事の編集・執筆を行う。
19年に合同会社サーズデイを設立。
2018年には自著『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)を上梓。

「2021年 『トウシューズのすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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