- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416810385
感想・レビュー・書評
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ありそうでなかった、日本語書体デザイナー有名ドコロインタビューで、面白くないワケがない。
もちろん俺の嫌いなタイプの書体をデザインした人もいるんだけれども、それはそれで、哲学に基づいてデザインされているし、俺の好き嫌いにあわんというだけで、むしろ使いドコロを間違っているデザイナーが責めれれるべきだし。
書体憎んで書体デザイナー憎まず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(図書館員のつぶやき)
すいとー書体てどがんと?きれかと・やーらしかと・じっぱかと、どっさいあっけんねっ。いまんとは絵じゃなかばってん見て楽しかもんね。この本にはたい、いまばときめく文字のデザイナーさん9人ものっとんさと。9人面々書いてあっけんね、発見のああかもよ。こいこいて書体から、まあだあんたの知らんやった書体に会うかもしれんよ。よかぎん本ばめくってみんねー。
訳:好きな書体はどんなのですか?きれいなの・可愛らしの・立派なの、いろいろありますね。今のは絵ではないけれど見て楽しいですよね。この本には、いまを時めく文字のデザイナーさん9人が紹介されています。9人が面々に書いてあります、発見があるかもです。これこれて思う書体から、まだあなたの知らなかった書体に出会うかもしれませんよ。良かったら本を開いてみませんか。 -
私たちが日々目にする様々な文字のデザイン。その書体1つ1つに、作り手がいて、物語があります。この本では9人の書体デザイナーに、書体を作った経緯や込められた想いを聞いています。色々な書体のバックグラウンドが分かり、読む側でも使う側でも書体への見方が変わるかもしれません。
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グラフィックデザイナーであれば誰もが知っているであろう数々の和文フォントを制作した9人の書体デザイナーにスポットを当て、それぞれがどのような経緯で制作に至ったのか、実際にどうやって作ったのかといったフォント制作の裏側が詳細に描かれています。和文書体でデザイナーにここまで入り込んだ書籍は他にはないと思うので、非常に新鮮でした。最初からタイプフェイスというものに興味を持って取り組んできた方から、最初は別種のデザインをやっていて、いつのまにか書体デザインをやっている方まで様々で、近いようであまり知らない業種の一面も見れて面白いです。また業界的には非常に狭いようで、本書にも登場する小塚ゴシックや新ゴシックなどを制作した小塚昌彦氏と面識のある、もしくは師事していた方が半数いるというのも、この業界の特徴的なところでもあるのかもしれません。個人的に普段携わっている仕事は数日や数週間単位で次々と案件が変わっていくものが多いのですが、書体制作は年単位でプロジェクトが進行していくのが基本のようで、同じデザイナーで同じmacを前にする者同士であっても全く仕事の流れが異なることに驚きさえ感じます。タイポグラフィに興味のある方にオススメです。
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欲しかった本が図書館にあったので借りて読みました。
やっぱり手元に置いておきたい一冊!
大御所の書体デザイナーの人たちが、写植の時代から書体の世界に入って、デジタル化に取り組んで…という中で、かづらきをデザインした若いデザイナーの西塚涼子さんの話が際立っていて面白い。
普段目にしている書体の成り立ちがわかって、文字に愛着が沸きます。
書体を作る人にとってもためになる本。 -
とりあえず小塚昌彦は偉大だということが分かった。誰の話にも必ず出てくる。もう82のおじいちゃん。まだ現役。
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図書館の特設コーナーで目が留まったので読んでみた。
いままで何気なく使っていたデジタルフォントが違うものに見える。
いい方に。
いろんなマニアがいるもんだなぁ。
字がきれいな人に憧れてるから、余計キラキラしてみえるのかな。
どんな人がどんな字をつくりたくてどれだけの情熱と努力を注ぎ込んだのか。
字を眺めてみると楽しい。 -
文字をつくるという現場を垣間見ることができた。写真もたくさんあって分かりやすい。文章もうまく聞き書きができていて、くどさがないのが良かった。
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9月に登録し、今月25日、六本木で時間待ちの間に購入した。買ってみてわかったが、自分はタイポグラフィ、カリグラフィというものがやっぱり子どもの頃から好きだったのだ。文字の意味よりも、その形や使われ方、並び方のリズムに陶酔を感じていたらしいのだ。