サヨナライツカ ― Sayonara, toujours pres de moi (世界文化社)
- 世界文化社 (2001年1月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418015016
作品紹介・あらすじ
二人は別れの日まで激しく愛し合った。辻仁成が21世紀もまた愛に生きるすべての人に捧げる最もせつなく、最もはかない愛の物語。
感想・レビュー・書評
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彼らのように、出会って恋をし、それが短い時間だったであるにもかかわらず忘れられない人となってしまった人がいる。
誰にでもいるんだなあ、そんな「忘れられない人」を亡くすとは一体、どんな気持ちなんだろう。
一冊を通して難しめで儚く、大人の恋を学ばされたが、最後は泣きそうになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の私だからからなのか、
詩に心を奪われた
辻仁成さんの感性に感動した -
切ないラブストーリー。どんどん話に引き込まれていった。
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もともとが男性ファッション誌の連載ということもあり、男性駐在員が夢見るひと夏の恋の物語というところでしょうか。
ただ、後半のストーリーは一気に奥深い内容へと変化しており読者を楽しませてくれる。
Googleマップで調べてみると、作中に登場する施設は実在しているところが多いようなのでバンコクに行く機会があったら是非見てみようと思いました。 -
たった4ヶ月の燃えた恋、25年後に再会のシーンはじんと来る。よく考えたら結婚前のことだし、再会後はやってないし、何の問題もない。タイの風景描写が綺麗。
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サヨナライツカ
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サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意していきなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だとおもうほうがよい
愛に怯える前に傘を買っておく必要がある
どんなにあいされても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただめぐって人生を彩り飽きさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ 永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきていつかこんにちわがやってくる
人間は死ぬときら愛されたことを思い出す人と愛したことをおもいだすひとに別れる
私はキット愛したことを思い出す
色々考えるなぁ。こんな燃えるような恋もしてみたい -
時間は待ってくれないから、その時その時を精一杯生きていかなくては。