- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418115129
感想・レビュー・書評
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・本番の勝負は、本番の始まる前についている。ここ一番の本番で頑張るためには、どれだけふだんを頑張れているか。戦時に強いリーダーはいない。すぐれたリーダーは、平時にリーダーとしての任務を果たしている。ふだんと本番の境目のない人がリーダー。試合の前も、いつもと同じように。イチロー選手のすごいところは、本番をいつもどおりにできること。強い人は、本番をいつもどおりにできる。いつものレベルをどうあげるか。1日1回、「今日の本番」をつくる。
・世界トップの選手は1日3時間以上練習せない、死ぬほど練習しない。練習時間を増やすのではなく、どんな練習の仕方がいいかという「意識改革」をする。
・予定どおりにいかないことが思い出になる。ダンドリどおりにいった旅行は印象に残らない。ダンドリどおりいかなかった時のほうが旅行は面白い。
予定外のことが起こって、それをなんとか乗り越えていこうとする時、心が動く。本気のところへ刺さる、この瞬間を何回持てるかが、その人が生きたということ。すべてはつながって、すべては続いている。境目は一切ない。
・今やっていることが夢。夢は、今やっていることの「状態」。好きなことをやっていればいい。無理して何かをしなければならないと感じているのは、すでに好きなことをやっていない。「勉強しなければならない」「仕事をしなければならない」「練習しなければならない」という感覚を早く変えることが大切。「しなければならない」という気持ちで何かをし続けても、状態を変えることはできない。
・メンタル力をつけるためには、
①どんな話を聞いても、自分の専門分野の話に、結びつけることができる。
②自分の専門分野以外の話も聞ける。
専門の話をするより、専門外の話を聞けることのほうが、ワンステップ上。専門外はアウェイ。アウェイで余裕を持てることが、メンタル力。
・メンタル力とは、
①準備しない力。
②準備したことを捨てる力。
事前情報が違っていても、びくともしないことがメンタル力。
・成功は、未来ではなく、「今、ココ」にある幸せ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本番に強く力を発揮できるためには、普段がしっかりできていることが大切であると書かれている。本番だけ力を発揮することはないと筆者は言う。