雑草の呼び名事典 (写真でわかる)

著者 :
  • 世界文化社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418124008

感想・レビュー・書評

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  • こちらも牧野富太郎特集コーナーに並んでいた本。
    『みちくさの名前。雑草図鑑』を読むのにベストの手引きとなった。

    「雑草という言葉は、本当はあまり好きではありません。」著者あとがきより
    足元の目立たない草にもそれぞれ名前があり生きているのだと知ってほしい。

    春、夏、秋を通して80種の植物を写真で紹介。名前の由来や特徴、著者が書いた文が載せてあり、とてもわかりやすい。 特に子どもの頃の話は、私の思い出と重なることが多く懐かしかった。

  •  道端や空き地など様々なところに生える雑草を写真で紹介した事典。よく見かける代表的な野の草花80種。

     精密な植物のスケッチで紹介されている植物図鑑は多いのですが、これは植物の写真が見たまま載っています。
     ヒルザキツキミソウは植物を採ったそばから傷んでしまっていたようで、写真を撮られるのに苦労なさったようです。何気なく野に咲いているまま撮られたように見えるけど大変なんだなあ。

     見やすくて、植物が何なのかとても分かりやすいです。野外でこれなんだろう?っていう草があったら、見て確かめるのにいいなと思います。

     後書きのところに「雑草という言い方はあまり好きではない」旨の言葉があって少し嬉しいです。
     植物好きの人はそうだよなあ。人間の都合で雑草と十把一絡げにしているだけで、それぞれの植物の特徴や花のかわいさや季節感とか、いろいろあるんだよなあ。

  • 庭や道端にて、時々(はじめまして)のお花に出会う事がある。

    そんな時はどきどきして、
    (あ~名前が知りたいな。
    雑草さん、とか呼びたくないし。)

    気になる相手は、異性だろうと草花であろうと、
    常に知りたくなってしまうのが人の性。^^♪

    とりあえず、草花ならば、
    呼び名、名前の由来、性質、プロフィールもろもろ知る事が出来るので、
    有り難いですね♪

    華やかさとは無縁の花が多いけど、
    季節の移り変わりを共に過ごしている草花達に、
    胸がきゅん、となるよな風情を感じました。

  • 庭に生える雑草と格闘する際も、己のことはともかく、「敵を知る」ことで、草取りがちょっと楽しくなったことは事実です。1ページまたは見開き2ページで1種を紹介。写真が大きいのでとても分かり易いです。これ一冊あれば、その辺の雑草のほとんどが何であるかが分かりそうです。

  • いつも散歩で見ている花々を、写真で確認していきます♡
    自然科学カテゴリは18冊目。
    少し遠出が出来たので、じっくりと愉しみながら・・

  • 欲しいなぁ 特徴がわかる写真が良い。よく見るけどナンダッケ?という雑草の呼び名の由来が書いてあるから忘れなくて良いかも

  • 面白かった。見たことあっても名前ん知らない植物の名前がわかって良かった。

  • これは良い本。
    植物図鑑ほど堅く専門的ではなく、エッセイほど軽くもない絶妙のバランス。
    本棚に置いておきたいなー。

  • ◆春の雑草◆
    レンゲソウ・ホトケノザ・ムラサキサギゴケ・シロツメクサ・ハルノノゲシ・クサノオウ・セイヨウタンポポ・キツネアザミ・セリ・ヘビイチゴ・ブタナ・ショカツサイ・オオイヌノフグリ・ナガミノヒナゲシ・ヒルザキツキミソウ・カタバミ・ウマノアシガタ・ハコベ・カラスノエンドウ・ハハコグサ・スズメノエンドウ・ナズナ・スズメノテッポウ・タネツケバナ・ジシバリ・カキドオシ・ヒメオドリコソウ・ハルジオン・ムラサキケマン・タチツボスミレ・スギナ・タビラコ

    ◆夏の雑草◆
    ワルナスビ・ツユクサ・ブタクサ・ヒメジョオン・ヒルガオ・コヒルガオ・ギシギシ・スベリヒユ・ヤビカンゾウ・タケニグサ・メマツヨイグサ・ホタルブクロ・ニワゼキショウ・カヤツリグサ・キキョウソウ・ヘクソカズラ・オオバコ・ヤブガラシ・ネジバナ・ドクダミ・ゲンノショウコ・オヒシバ・メヒシバ・エノコログサ・ヤエムグラ・コニシキソウ・ママコノシリヌグイ


    ◆秋の雑草◆
    カラスウリ・イノコズチ・カゼクサ・クズ・セイタカアワダチソウ・イタドリ・アメリカセンダングサ・ヨウシュヤマゴボウ・ヨメナ・ヌスビトハギ・ヒガンバナ・イヌタデ・ワレモコウ・チカラシバ・キクイモ・ジュズダマ・ヨモギ・ミゾソバ・オオオナモミ・ミズヒキ・ツルボ

  • 野山を走り回っていて、綺麗!、とか、何と優しい佇まい!、とか、
    様々な感情を与えてくれる、通称「雑草」。
    それらの一つ一つにしっかした名前があるのに、
    こちらが知らないばっかりに、「雑草」という総称で
    呼んでしまうのは、本当にいかがなものか、と思っていたので、
    この本の有難みは一塩です。
    特に知りたかったのは、「ニワゼキショウ(庭石菖)」というアヤメ科の
    1年草。名を知ったことによって、より愛しい気持ちが湧きおこってくる
    というものです。

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著者プロフィール

1953年千葉県生まれ。1981年より自然写真家として活動する。主な著書に『葉っぱ博物館』『街路樹の散歩みち』(山と溪谷社)、『花と葉で見わける野草』(小学館)、『野草のロゼットハンドブック』(文一総合出版)、『雑草の呼び名事典』(世界文化社)など。

「2020年 『はやしでひろったよ しぜんにタッチ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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