- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784420153959
作品紹介・あらすじ
食べることが幸せ。それでいい、と思っていました。男の人に興味がないわけではないのだけど、私、こんなだし。でも、あんなことやこんなこともちょっとはしたいな、って心のどこかで思ってるんです。
感想・レビュー・書評
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表紙のかろりさんの絵とオビの「恋って美味しいものですか?」の一言から、’ひょっとすると食欲にしか興味のない、哀しきフランケンシュタインのような女性のラブコメか?’と想像して読み始めたところ、どうやらちょっと様子が違った。
かろりさんと青井くん、主人公である肝心なふたりのキャラクター・性格が何とも絶妙に受け入れ難い感じで、率直に言ってしまえばうざったい。
青井くん、直情的な正義漢ってのはわかるが、口が余計なタイプか。「タバコなんて喫いませんよ そんなの見たらわかるでしょ」(p85)って、いやいや、いくら童顔とはいえ、いかにも大学生の身なりの男が未成年かどうかなんて見てもわからんだろ。写真を撮るのに夢中になっている女性客グループに「はよ食べんとたまご固なりまっせ」(p88)と口出ししちゃうのも何かな…。
かろりさんも自分に自信が無くてコンプレックスを抱えつつも恋に恋するキャラ、というのはわかるしオシャレや仕草には気を配りつつもついつい食べるのが好きで食べ過ぎちゃう、というのもわかる。
のだが、「食べたいもん食べたいときに楽しく食べる」(p172)スタイルを自覚しつつ「なんとかワタシひとり人に迷惑かけずに(中略)孤独死まっしぐら」(p166)みたいなことを言われてしまうと、読んでいるコチラとしても何とも…。
いや食う量を気をつけなよ、と嗜める成美の言っている事は至極最もです。としか返しようがない。
ここからどう展開してゆくのだろうか。
1刷
2022.2.12詳細をみるコメント0件をすべて表示