グループと瞑想 (アドラー心理学を語る2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422116327

作品紹介・あらすじ

日本におけるアドラー心理学の先駆者にして第一人者が、対話形式で平易に著す実践講座。究極目標である「共同体感覚の育成」のための手法としてグループ・セラピーを導入し、具体的な進め方を解説。また、現実の自分を生き抜くために瞑想法も採り入れ、その効果を説く。縦横無尽で親しみやすい語りを通して、アドラーの教えを実践・指導し、多くの後継者に伝えてきた奥義に触れる全4巻シリーズの第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 必ずしも幸福のための選択はできていないかもしれない。それを選ぼうとしない基準もライフスタイルなのかもしれない。
    そうだよなと思う記述、受け入れ難い記述それもまた、自分のライフスタイルなのだとも思った。
    いっそのこと、これが正しくてこれが駄目なのだと言って欲しいと思ってしまった自分は縦でファシズム的な感覚があるのかと驚いた。
    自分にとって正しいと信じてる選択ではなく、幸せになれる選択肢を持てたらなと思った。選ぶ選ばないは別として。 

  • 良い見出しのついた引き出しを開けると中には良いところが入っている。私は暗い性格だと思っているとその証拠ばかり見えるけど、それを私は謙虚な性格だと思うことにすると、その証拠が続々と見つかる。

    人間には本当は悩みなんかない。悩むと便利だから悩んでいるに過ぎず、自分の目的を達成するために悩みを使っている。

    悩んでいると仕事をしている気になる。私は何もしていないわけではない。こんなに苦労しているんだと言うわけだ。

    小学校の時の先生の教え方がまずかったのに対して、小学生時代の先生を連れてくる必要は無い。それと同じように仮に父親との関係で問題があったとしても、それを改善するために父親を引っ張り出す必要は無い。

    感情的になれない原因は、実は不安と言う感情があるためである。不安に支配されて不自由な不自然な生活をしている。だから瞑想して自然になる必要がある。

    瞑想とは何であるかと言うと、目覚めていることだと思うんです。自分の内側と外側に起こっていることについて、巻き込まれないで少し離れてはっきりと目覚めていること。先入観を持たないで、ありのままに見ること。気づいていることと言ってもいいし、見届けることと言っても良い。これが瞑想の本質的な定義です。

  • 内容がかなりマニアック。言葉や表現も専門家同士からかやや分かりにくく飛ばし読みとなってしまった。

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著者プロフィール

1948年生まれ。大阪大学医学部卒。シカゴ・アルフレッド・アドラー研究所留学、神戸家庭裁判所医務室技官勤務の後、新大阪駅前にて相談施設(アドラーギルド)開業。日本アドラー心理学会認定指導者、初代日本アドラー心理学会会長。著書『クラスはよみがえる』、訳書『アドラーの思い出』(いずれも創元社)など。

「2017年 『勇気づけの方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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