ラファエル前派:ヴィクトリア時代の幻視者たち (知の再発見双書 94)

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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422211541

感想・レビュー・書評

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  • 絵の説明に、画家は言いました~ と画家の弁が記されているのがいい。

    「オフィーリア」のモデルは20才のエリザベス・シダル。コヴェント・ガーデンの帽子屋で働いていたところをウォルター・テヴェレルに見いだされた。制作にあたってはミレーはアトリエに浴槽を持ち込み、水をランプで下から温めたとある。エリザベスはロセッティの妻となっている。

    「プロセルピナ」ロセッティ1873-77 モデルはジェイン・モリス ページ向かいにジェインの写真がある。

    「シャロットの女」ウォーターハウス1888 テニソンの同名の詩を題材にした3連作の第2作。女性が船に敷物を敷いて乗っている。

    18cmと小さい本なのだが、紹介されている絵に目を引くものがある。
    「1855年3月の習作」ジョン・インチボルド
    左に大きな木、冬で枝のみが空に映えている。
    「ペグウェル湾、1858年10月5日の想い出」ウィリアム・ダイス1858
    ドーバー海峡にそびえる白亜の断崖と浜辺で貝か何かを拾う女性たち。ペグウェル湾は検索するとカンタベリーの東、イギリス南海岸の東端、フランスのカレーと相対するところだった。


    著者:ローランス・デ・カール オルセー美術館学芸員。1998-99年にエドワード・バーン=ジョーンズの回顧展を企画。

    1999©
    2001.3.20第1版第1刷 2014.2.10第1版第6刷 図書館

  • ミレイのオフィーリアに目を奪われ、柄にもなく美術本を手にとってみました!


    教養なさすぎな私だから、カラー写真満載だったのは嬉しい♪


    絵に隠された意味を自分で確認できるのがわかりやすいし、面白い!


    色鮮やかに細かく再現された彼らの描く自然の姿は、どれだけ見てても飽きない。


    ヒューズの『四月の恋』の色使いもすごく好き。


    今年の夏にオフィーリアが日本に上陸するらしい!!


    見に行くしかないねっ!!

  • ラファエル前派展が近々あるので前知識を入れておこうかと。
    知っている作品はあったけど、そもそもの知識が足りなかったようで、いろいろわかりました。やはり表紙の作品が印象深い。

  • 海外ドラマ「SEXとアートと美しき男たち」に触発されて。もうちょっと物語性がわかりやすければ良かったのに。人物の入れ替わりと兄弟団の移ろいがちょっとわかりにくかった。この辺の知識が少ないのが原因かも。

  • ラファエル前派がいっぱい。
    表紙にもなってるけどオフィーリア、綺麗だよね。

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