シンギュラリティ (やさしく知りたい先端科学シリーズ3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422400358

作品紹介・あらすじ

シンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(AI)が人間の能力を超えることで起こる「技術的特異点」のことをいう。ロボット技術がさらに進化し、大変革が起こって後戻りできない世界に突入すると、人類はどうなるのか――。本書はシンギュラリティの実例と最新の動向をわかりやすい文章と写真・イラストで解説し、近未来に訪れる世界を多角度から描き出す。話題の先端科学に触れたいという知的好奇心に応えるシリーズ第3弾。〔本書の特色〕◇シンギュラリティとは?人工知能が人間の知能を超えることで社会的な大変革が起こり、後戻りができない世界に突入してしまう時期をいう。その先の人類の社会が「楽園」なのか、「滅亡」なのか、指数関数的な技術の進化とともにわかりやすく解説する。◇頭脳で人間を超えるニューラルネットワークによる深層学習(ディープラーニング)こそが、人間を超える汎用型AI誕生のキーワード。進化するAI技術の現状と近未来を描き出す。◇進化するロボット人類が「シンギュラリティ」を迎える時期は、AI・ロボット・IoTによる技術革新のスピードによって変わるかもしれない。人間の身体を代替するロボット開発の現状と解決すべき課題を例示する。◇ロボティクスの挑戦エンターテインメント・デリバリー・警備・建築・介護などでの活用がはじまるロボットの実例としくみを紹介する。◇コンピュータと感情、ロボットと生命人類が「シンギュラリティ」を迎えるか否かは、「心や命とは何か?」を考えることからはじまるのかもしれない。科学技術と哲学倫理の関係について提言する。

感想・レビュー・書評

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  • ディープラーニングとは、ニューラルネットワークで機械学習すること

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50137293

  • 面白いが、ちょと前ならSFだった事が現実になるなんて。

  • ふむ

  • 間違いが多すぎる(多分)
    1.4 指数関数的の節で、y=x^2のグラフと言いながら、y=2^nのグラフを描いている。
    1.5 ムーアの法則が「MPUの性能が18-24カ月で倍になる」といっているが、本当は単に「トランジスタの数が倍増する」と言っただけである。
    この段階で、読むのをやめました。校閲の人はしっかり仕事をして欲しい。

  • 本の体裁、脚色は今ひとつだけど、内容はポイントを押さえており、本書で紹介されてYouTubeで見たりして、それなりに面白かった。

  • 1,2とこのシリーズを買っていたので購入。
    前半は別の本にもあるような内容で目新しいものはなし。
    3,4章は製品紹介みたいな感じになっていて面白くない。
    そもそもタイトルと内容があっていない印象です。

  •  IBMでは、WatsonをAIや人工知能とは呼びません。「コグニティブ・システム」「コグニティブ・コンピューティング」「コグニティブ・テクノロジー」といったように使っています。「コグニティブ」とは直訳すると「認知」という意味です。知覚や記憶、推論、問題解決を含めた知的活動を指すとしています。

     IBM Watson日本語版の6つの機能と技術
     自然言語処理
      1自然言語分類:人間の会話から意図や意味を理解するための技術
      2対話:個人的なスタイルに合わせた会話を行う技術
      3文書変換:PDFやWord、HTMLなどの人間が読める形式のファイルをWatsonが理解可能な形式に変換する技術
      4検索およびランク付け:膨大なデータの中から最適解を導き出すための、機械学習を利用した検索技術と複数回答のランク付け
     会話 日本語で会話するための聞く/話す技術
      5音声認識:人間の話した声を文字に変換する技術
      6音声合成:人間の声を人工的につくり出し、発話する技術

     ボストン社レイバート氏
     「ロボットをエンターテインメントに活用することに関しては、ロボットの可能性を活かせる場所のひとつと考えています。人が集まるイベントやショーにロボットを連れていくと、みんな喜んでくれて、一緒に写真を撮りたがります。さらに、デリバリーでもロボットは活用されるでしょう。倉庫においては、約1兆個の荷物が動いているわけです。それだけの小包が、現在はまだほとんどが人間によって運ばれています。物流ではまだ自動化はほとんど行われていません。そして警備。これは来年くらいにはもっと色々なケースが出てくるのだと思います。建設分野は難しい領域ですが、多くの企業が興味を持ってくれていて、アプローチのチャンスがあると考えています。私はパートナーと一緒に福島に行ってきました。ここではロボットで継続的な取り組みが行われています。人間が入っていくことが難しい場所にロボットを入れるということは重要な取り組みです。そして、一番大きな分野は介護です。私の母親にもロボットを活用した介護をしてあげたいですし、私自身介護が必要になった際には、子どもたちにはロボットを活用してもらいたいと思っています。短期的に実現できるものと長期的に実現していくもの。未来の計画というのは、限界を取り除いて進化させていく必要があります。」

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著者プロフィール

 自動運転、ロボット、人工知能、IoT、デジタルカメラ、撮影とレタッチ、スマートフォン等に詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。
 ロボット情報ウェブサイト「ロボスタ」でロボットや人工知能等に関するニュースやコラムを執筆中。

 ロボット関連の最新動向を追った書籍『Pepperの衝撃!パーソナルロボットが変える社会とビジネス』(日経BP社)、『図解入門 最新 人工知能がよ〜くわかる本』『図解入門 最新 IoTがよ〜くわかる本』(秀和システム)、『シンギュラリティ』(創元社)、『人工知能解体新書』『ロボット解体新書』(SBクリエイティブ)など、AIやロボット関連ITライターとして活躍中。

●連載コラム『神崎洋治のロボットの衝撃!』(ロボスタ)
http://robotstart.info/author/kozaki
●ホームページ
http://www.trisec.co.jp/magazine.html

「2020年 『図解入門 最新 CASE がよくわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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