イーダ:美しい化石になった小さなサルのものがたり

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422760636

作品紹介・あらすじ

学名ダーウィニウス・マシラエ、愛称「イーダ」は見事な骨格と胃の内容物までわかる美しい状態で発見された4700万年前の化石。若いメスの霊長類であるイーダは、人類の進化の謎に迫る重要な標本として、古生物学者たちのドリームチームによって研究が進められ、その様子は科学ドキュメンタリー番組にも取り上げられた。イーダの愛らしい暮らしぶりや、研究者たちの発見・研究の様子を美しいイラストとともに描き出す物語絵本。

感想・レビュー・書評

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  • [江東区図書館]

    4700万年前(何時代だ?)の小さなサルの骨やその他の同時代の化石を紹介した本。

    ただ、いきなり化石の話になるのではなく、化石になるまでの空想のお話が本の前半を占める。幼児にはやや字が多いかもしれないが、とても美しいイラストで、きっと前半部分とその実際の化石の写真を見せるだけでも面白いと思う。

    最初現在のドイツの場所と書かれているとそのジャングルのような風景に違和感を覚えたけれど、4700万年前だからか。

  • ※図書室で借りた本

  • 友人に勧められて手に取った絵本。
    化石と聞くと恐竜を連想するけど、こんな完全な形で残っている化石もあるんだね。
    今のドイツのあたりから出たなんてのもちょっとビックリ!

  • 国立科学博物館 2015年7月7日(火)〜10月4日(日)
     URLはこちら http://www.seimei-ten.jp/midokoro/midokoro_01.html 『生命大躍進 −脊椎動物のたどった道−』 : 

    2015/9/29 行きました。 面白かったですよ!
     ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/a3bdaa7177c692f4fe38606064155517
     『「生命大躍進」展 その1〜4』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」

     〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 

    7/21(火)関連のイベントに行きました。
     『生命大躍進』DNAから考える私たちの成り立ち (講師:篠田謙一)
    篠田先生のお話で、「イーダ」がどれだけ貴重で素晴らしい化石なのかを知り、
    展覧会に行くのもすごく楽しみになりました!

    本書は、すごくきれいな絵本仕立てで、イーダの住んでいた時代、
    その発掘研究について書かれていて、子供向けですが、面白いです。

    ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/ae9d7f847ada17b796486e0456a51e48
     『「生命大躍進」展へ行こう』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」

    2015/07/21 予約  7/23 借りて読み始め、一気に読み終わる。

    内容と目次・著者は

    『イーダ: 美しい化石になった小さなサルのものがたり』 原タイトル:Ida

    内容 :
    美しい状態で発見された4700万年前のサルの化石「イーダ」。
    小さなサル「イーダ」のものがたりとともに、研究者たちの研究の様子をイラストで紹介。
    イーダの描き方やクイズも掲載する。
    内容紹介
    4700万年前、ちいさなおサルさんは、おかあさんからのいっぱいの愛情(あいじょう)をうけて、元気いっぱいに育ちますが、あるできごとにまきこまれてしまいます。
    それから4700万年がたち、古い時代の生き物を研究する学者たちが発見したものは…。
    今、あきらかになる、美しいサルの化石「イーダ」のものがたり。

    目次 :
    イーダのものがたり
     イーダを調べる
    メッセル
    メッセルで生活していた動物たち
    水のなかで ・  地面の上で ・  木の上で ・  空で
    イーダに近い動物たち
    イーダがノルウェーのオスロに到着する
    研究チームがイーダを調査する
    進化ってなに?
    霊長類の進化
    イーダを描こう!
    イーダのように生活する
    さて、クイズです
    答え

    著者 :
    ヨルン・フールム Hurum,J?rn H. 古生物学者。オスロ大学附属自然史博物館教授。

    トルシュタイン・ヘレヴェ Helleve,Torstein オスロ大学附属自然史博物館のウエブ編集者。

    絵 : エステル・ヴァン・フルセン Hulsen,Esther van

    監修 : 河野礼子
    訳者 : 遠藤ゆかり

  • ★★★★★
    こんなに美しい化石の本を初めてみました。
    前半はイーダのお話。
    後半はイーダたち化石や太古の生き物について。
    大昔の地球を散策している気分になりました。
    (まっきー)

  • ドイツのメッセルで見つかった霊長類の化石イーダ。イーダはどんな姿をしてどんな生活をしていたのでしょう。そしてなぜ化石となって現代によみがえったのでしょう。
    圧倒的に美しい絵で太古の自然とイーダや他の動物たちを描いています。化石からこれほど多くの事がわかるのか、と驚きます。

  • 絵がとても丁寧で美しいことは評価したい。
    しかし登場人物(動物)に共感したい子どもにとっては終わりかたが中途半端。
    イーダの運命に思いを寄せるのではなく、完全な化石がどのように出来上がったかを知ってほしいのであれば、別の書き方があっただろう。
    地の文は小中くらいだが、説明文は小高くらい。アンバランス。
    ノルウェーの子どもは実物の化石が見られるので問題ないが、外国の子どもに読ませるなら、もう少し工夫してほしい。

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著者プロフィール

オスロ大学自然史博物館教授。古生物学者。

「2015年 『イーダ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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