- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422930886
作品紹介・あらすじ
〈シリーズ10万部!!〉「それでいい。シリーズ」続編登場!
いろんな“苦手”は、「非定型」からきている?!
「非定型発達」と診断された漫画家・細川貂々。それはいわゆる病名のつく「発達障害」ではないが、日常さまざまな生きづらさを抱える「グレーゾーン」だった。実は多くの人に関係しながらも気づかれていないその特質を、「対人関係療法」の第一人者で精神科医の水島広子が、数多の臨床経験から解説する。(コミックエッセイ+コラム)
〈※非定型発達って?〉脳の発達の仕方の偏りがあり、色々な生き辛さに?がる特徴がある先天的な変異。主にASDタイプとADHDタイプがある。社会適応の難しさ(グレーゾーン)から、様々な病気が発症して長引くケースも多い。
【シリーズ既刊】
細川貂々&水島広子「それでいい。シリーズ」
〈好評発売中!〉
『それでいい。~自分を認めてラクになる対人関係入門』
ISBN:978-4-422-93075-6
〈ネガティブな人生をラクにするコツは、「当たり前の気持ち」を受け入れて、自分を認めること。〉
第1章【悩み編】:ネガティブ思考でいいんです。
第2章【解決編】:対人関係の大問題――「ズレ」と「役割期待」
第3章【成長編】:ちょっとずつ変わっていける。
*
『生きづらい毎日に それでいい。実践ノート』
ISBN:978-4-422-93081-7
〈毎日の生活が、どんどんラクになるノート〉
ロング&ベストセラー『それでいい。』の実践版ワークブック。自分を肯定するための治療ノート形式。「自己肯定の筋トレ」本!
*
『やっぱり、それでいい。~人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法』
ISBN:978-4-422-93082-4
〈人間関係で一番大事なことは、「人の話を聴くこと」です。〉
第1章:水島先生、人と関わることで一番大事なことは何ですか?
第2章:てんてん、「話の聴き方ワークショップ」に参加する
第3章:もっと知りたい聴く技術
*
『夫婦・パートナー関係も それでいい。』
ISBN:978-4-422-93083-1
〈パートナーこそ難しい!!〉
第1章:夫婦って実は……。
第2章:対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係
第3章:結婚に意味ってあるの?
第4章:パートナーがいなくても。
感想・レビュー・書評
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ベストセラー『ツレがうつになりまして』の著者の『それでいい。』シリーズの最新刊。
空気ねー。
ガンガン読んでるつもりなんですけどw「ズレている」とか「余計な気を回しやがって」とか言われて嫌になる事が多かった半生でした。
この本読んでちょっと楽になったかな。
自分が非定型だかどうだかは分からないけれど、貂々さんに共感することは多かった。
ひとつのネガティブな言葉が「烙印のように刺さる」というのも、そうそう、それで困っていたのよね、と得心がいった。
それでいい。って魔法の言葉。
焦っていた自分も、悩んでいた事も、すべて一旦包み込んでしまうような。
とりあえず、今の自分をあるがまま受け止めればいいんだ、と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
編集さんと水島先生が
細川さんのグレーゾーンに生きづらさを
定型の人の立場でどう感じるのか
というのが書かれているのがいい
定型と非定型の
両方の目で
え そんな風に感じるの
という新しい発見があります
そういう意味では
非定型の方が 似通った部分を見つけて
私と同じ と思うこともできるし
関りのある人の ちょっと理解できない部分を
わかるきっかけになると思います -
発達障害ではないが、日常様々な生きづらさを抱えるグレーゾーン=非定型発達。
その具体的な特徴や対策などを
非定型と診断された著者のコミックエッセイと
診断した精神科医のコラムで紡ぐ。
自分にもあてはまるところと反発したくなる部分とがありモヤモヤ。
自分でも人でもうまく折り合いをつけられる技を身に付け、理解者を増やすことが生きやすさに繋がるんだろなぁ。
[図書館·初読·1月23日読了] -
鬱のとき『ツレうつ』を読んでかなり救われましたが、今回もけっこう救われました。
てんてんさんがASDだったとは、衝撃でした。
もううーあるあるだらけでした。
わたしの場合、生きづらさとか、ひらきなおりとか、工夫とかは、
もう出尽くした感、読み倒した感があって、
この本で何か参考になったというようなのは、特にないのだけど、
こんなに近い人がいる、同じだ同じだ、わかるわかるーと、読んでてすごくうれしくなりました。
今後も非定型の本、ぜひ出してほしいです。 -
『ツレがうつになりまして』の作者でも知られる細川貂々さんが、精神科医であり対人関係療法の第一人者である水島広子さんとの対話の中で、非定型発達について描いているコミックエッセイ。
細川さんがご自身が感じている「生きづらさ」を語っていき、それに対して水島さんがその気持ちを解きほぐしたり、解説したりしていくという流れ。
私自身、ADHDグレーゾーンの診断を受けている。
全てではないし、細川さんほど強くは感じないが、細川さんの悩みに共感できた。
そして、水島先生の解説で「そういうことなのか!」と膝を何度も打ちながら読み進めた。
「人への興味は薄いけれど、物への興味はある」
そうなんだよね。
水島先生の解説でも取り上げられているが、うつ病や摂食障害などの二次障害の原因を掘り下げていくと、非定型発達の生きづらさやストレスであることが多いという。
「普通になりたい。でも、なれていない」と感じている人、「生きづらさ」を感じている人にぜひ読んでほしい。
もしかしたら、光が見えるきっかけになるかもしれない。 -
当てはまるところと当てはまらないところがあり、非定型グレーゾーンの薄い方かも?と思う。
定型の社会に頑張って合わせているから生きづらい、は目から鱗。「西の魔女が死んだ」の有名な一節を思い出した。
他者に理解してもらうために、この本を読んでもらうのは良い作戦。偏見を持たずに、非定型のクセ(良い意味で)をわかってもらえるのではないかと思う。 -
「親が非定型発達である」ということに大人になってから気づいたわたしが、親を理解するためにカウンセラーさんから勧められたのがこの本だった。
この本のおかげで普段親が辿っている思考が分かった分、疑問と怒りが少しだけ減った感覚があった。
また、非定型発達者・定型発達者・精神科医という3つの目線があり、どの立場も尊重している点もすごく良かった!そのおかげで、自分が親のことを理解するだけでなく、親にも自分のことを理解してもらうことができた。 -
以前読んだ「それでいい」の続編、というか、今回はより非定型発達について掘り下げる本。これを読んでみると、元夫はやはり自閉スペクトラムなんだろうな…と思う。
ただいくら自閉スペクトラムと言えど、パートナーである私を傷つけていい理由にはならないし、私は自分と子供が傷ついてまで一緒にいることを選ばなかったので、あとは彼がどうするかだ。正直もう興味ないけど…。
作者はパートナーの方が本当に素敵だなと思う。男性が定型で包容力があるタイプで女性が非定型だとうまくいくけど、男性が非定型で女性が定型だとカサンドラ症候群になるっていうのもその通り過ぎて面白かった。 -
いろいろ腑に落ちた。良書。
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職場で空気が読めない人相手にイラッとしてしまいがちな自分がイヤになり、購入。もちろん、自分にも非定型な部分がないわけではない。完全には理解できずとも[知る]ことで自分の言葉や行動を変えることはできるかもしれない。どちらの立場からも分かる部分が多く、だからこそどっちの立場なのかに固執する必要はないのだと思えた。ところどころ刺さる言葉があり、読んで良かったと思う。