デジタル・タトゥー──インターネット誹謗中傷・風評被害事件ファイル

著者 : 河瀬季

• 自由国民社 (2017年1月13日発売)

作品紹介・あらすじ

◆いわれなき誹謗中傷からあなたを守る!

◆IT弁護士が教えるプロの戦略。



◇主な内容

第1話　自殺？　変死した政治家秘書と闇サイト

第2話　5年前の痴漢で再就職できない元教員

第3話　ヴィジュアル系ファンの女の戦い

第4話　ブラック企業？　外食経営者の憂鬱

第5話　自業自得？　虚偽投稿で炎上した大学生

第6話　デマに「なりすまし」。モデルの卵の危機

第7話　ランキングで最下位にされたことにもの申す

第8話　増え続ける匿名サイト！投資家を狙う闇の正体

感想・レビュー・書評

[sonnenblume827さんの感想 · 2024年4月6日]

著者が有名な方、ドラマ化された作品とは存じ上げず、デジタル・タトゥーの恐怖を小中学生に語るための裏付け資料として読んでみた。
知らないIT知識満載だった。
この仕事、司法書士でもできそうじゃん、と思いながら読んでいたら、金額制限に引っかかるのでダメらしい。

[ibarakimaruさんの感想 · 2023年12月10日]

IT専門の法務事務所であるモノリス法律事務所代表。今では知る人ぞ知る河瀬季(トキ)先生の歩みが分かる本。
大学在学中よりITエンジニア、ITライター、ITベンチャー企業の経営など。経営者、ITスペシャリストとして独立したのちに法科大学院にて勉強し弁護士となった異色の同氏に興味を持って読みました。
弁護士といっても、それぞれ得意分野で棲み分けている事などが良くわかりました。
大分年配の弁護士にIT関係の法曹相談してもそりゃ分からんわな。
恐らく実在の事件や相談を基に氏がその道の専門家として有名な存在となったかが良く分かり面白かったです。

[ggd00532さんの感想 · 2019年6月9日]

同名のNHK土曜ドラマ(2019/05/18-2019/06/15(放送予定))の原案担当者(弁護士)による、短編小説集。

[小鳥遊小鳥さんの感想 · 2019年1月31日]

合法的な『怨み屋本舗』みたいなお話（喩えが変か）。最後に複数の案件がひとつに纏まっていく構成は「小説」らしくするための味付けかな。
著者略歴を見たら「JAPAN MENSA会員」と書いてあって、「それ、わざわざ書いちゃうのか。そうかぁ」というがっかり感がありました。

著者プロフィール

モノリス法律事務所代表弁護士。

ITエンジニア、IT企業経営を経て、東京大学大学院法学政治学研究科を修了し、弁護士資格を取得。

東証プライム上場企業からシードステージのベンチャーまで、100社以上の顧問弁護士を務める他、YouTuber、VTuberなど多くの動画クリエイターらをクライアントに持つ。

イースター株式会社代表取締役、 oVice株式会社監査役、株式会社TOKIUM最高法務責任者。JAPAN MENSA会員。

著書にNHK土曜ドラマ「デジタル・タトゥー」の原案となった『デジタル・タトゥー』（自由国民社）、『ITエンジニアのやさしい法律Q&A』（技術評論社）など。

モノリス法律事務所YouTubeチャンネル「YouTuberが並ぶ法律相談所」を運営。

「2022年 『IT弁護士さん、YouTubeの法律と規約について教えてください』 で使われていた紹介文から引用しています。」