青木学院物語 (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 95
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434107566

作品紹介・あらすじ

1982年、まだ美しかった横浜——。風変わりなおんぼろ塾で、あたしたちは出会った。ロケット花火で不良どもに戦いを挑み、路地裏を全力疾走で駆け抜ける! それぞれが悩みや秘密を抱えながらも、あの頃、世界は輝いていた。——作者が実際に体験した“かけがえなき愚行の日々”をもとに綴った、懐かしくも切ない物語。

感想・レビュー・書評

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  • 横浜鶴見が舞台の、青木学院という私塾に通う子供達の物語。小学校高学年って、こんな感じだったなぁ。男子は身体を動かして遊び、女子はお喋りに興じる。時にはいたずらのために協力し、一緒に遊び、初恋も生まれる。このかけがえのない瞬間は、あとで思い返して初めてかけがえのない時間だと気付く。10人近く子供が登場するが、彼ら彼女らの全てが分かったとは言わない。主人公視点からだと、仲良くなった子もいるし、深く付き合うところまでいかなかった子もいる。全員が均一でないところが自然。先生である「ご先祖」もいい。
    作者の自伝的小説なんだろうか。もっと読まれていい小説。お薦めです。まず鶴見の本屋は必ず置くべきだと思う。地元の本だし!この本が面白いと感じたならば、ケストナー「飛ぶ教室」も読んで欲しい。

  • 横浜を舞台にした、キラキラした青春が感じられる小説。自身も子供の頃の記憶を大切にしたいと改めて感じさせます。
    大人になった今も大切に持っています。

  • 小学生とは思えない語彙力!
    青春って感じぃ

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  • 全力で生きている小学生達。悲しい終わりなのに、爽やかな後味。
    お勧め。

  • 今月のおすすめはこれかな。
    横浜の海沿いの北のほうが舞台で、そこの塾に通う5年生たちの2年間の日常が綴られます。
    文体的に読みづらさはちょっと感じたのだけれど、
    主人公たちの日常がきらきらしていて、ほんとまぶしいです。
    生きるということがこんなに素敵だったのか、って改めて感じることができるでしょう。
    これは筆者の実際の体験談をベースにしたそうですが、うらやましい青春時代だと思います。

    うちの子によると、今月の本の中で1押しだそうです。

    2012/08/31

  • 小学5年生の私はオンボロな塾に通うことになった。そこには強烈な個性を持った仲間たちと数々のイタズラが待っていた。


    ケータイ小説ってやつが嫌いだ。それに類するものも。
    だから17歳で書き上げてその後ネット公開、人気が出たので出版っていう略歴を見てあまり期待していなかった。

    なのにこんなに面白いとは。たしかに技巧面では微妙な部分もあるけど、それを補って余りあるストーリーの面白さだった。

    強いて難を言えば後半のボリュームがもうちょっと欲しかったくらい。

    とにかく意外な程面白いので、昨今のケータイ小説やネット小説にうんざりしてる方はぜひどうぞ。

  • 私の読んだ本の中でベスト5に入る本。教師を目指す私にとって、これはホントにためになる一冊。と、同時にこんな個性豊かな子供にいつかできるかもしれない自分の子供もなって欲しいなと思います。何度よんでもなくほんです(笑)

  • 最初は表紙に惹かれた。けれど、読んでいくにつれ子供達の無邪気さに惹かれ、最終的には登場人物が好きになった。ラストは泣きそうになった。

  • 何らかの問題を抱えた子供達が集まる学習塾(?)「青木学院」で繰り広げられる、元気な子供達の日常の物語。あっけらかんと笑える場面と、重く考えさせられる場面が繰り返されます。微笑ましくも切ない物語です。

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著者プロフィール

1972年生まれ。横浜市出身、東京都在住。不二聖心女子学院を経て、聖心女子大学文学部歴史社会学科卒業。高校在学中の17歳の時に、自らの体験を基にした小説『青木学院物語』を手書きで大学ノートに書き上げる。その後、10年以上の歳月を経て、友人の死を機に一念発起。原稿に改良を加え、PCに打ち込むとネット上で公開開始。瞬く間に大きな反響を呼び、「ワンダフル・ワールド」として出版化にいたる。普段は主婦・子育ての傍ら、翻訳・各種ライターとして活躍。

「2007年 『青木学院物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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