- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434173660
作品紹介・あらすじ
過去の辛い失恋で、恋に積極的になれない琴美は、就職を機にひとり暮らしを始めた。そこで彼女は、大家の息子・光彦と出会い、優しい彼の態度に心がときめく。数日後、新人OLとして初出勤すると、教育係として紹介されたのは何とあの光彦!だけど、まるで別人のように彼は琴美を厳しく指導する。怖い先輩と怒られてばかりの後輩。この関係が続くと思いきや、ひょんな出来事から二人の距離が縮まっていき——?ちょっぴり内気な新人OLとやり手営業マンのゆったりラブストーリー。
感想・レビュー・書評
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時計がつなぐ運命的な恋
素直で臆病なヒロインと
鬼教官な上司、兼、大家の息子で紳士な彼
ホロリとさせられたのは
彼母の道場での特訓という…
微笑ましくも清々しい物語詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分にも他人にも厳しい先輩からの評価って、普段褒めてくれないだけに本当の評価という気がするじゃないですか。ということでヒーローの鬼教官っぷりがツボ。根底に愛がなければただのヤな先輩だけど、そこはもちろん大前提で。
藤谷さんの二冊目の本。今回も書き下ろし。作中に登場する昔ながらの時計たちがいい刻音を響かせてくれます。
主人公二人には時計メーカーである職場の先輩後輩、店子と大家の息子というダブルの関係が。ヒーローの二面性でお子様なヒロインは翻弄されて大変だけど、厳しい先輩(ヒーロー)と細やかな気遣いのできる優しい先輩(女性)について学べて琴美ちゃん職場環境としてはすごく恵まれていると思うよ、うん。
恋愛に関してはぐいぐい前を進んでいく光彦さんについていこうとする琴美ちゃんがけなげ。光彦さん武闘派すぎて(笑)もうちょっと手加減してあげてもよかったんじゃないかな~と思うけど、彼なりにはすごく我慢したんだと思われる。
あと光彦ママのキャラとエピソードがけっこう強烈でした。光彦さんは間違いなくお母さん似。