- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434252068
作品紹介・あらすじ
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある――。全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第10巻!
感想・レビュー・書評
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いよいよ美音と要の結婚の話が相整い、新生活に向けて話が進む・・はずが、これがまたなかなかなもので。妹の馨はじめ、常連の皆様のお力添えがあり、ようやく進みだした感じ。
図面の話はよかった。ぼったくりがぼったくりになる前に建てたお店の大工さん。思い入れがあるっていいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20240411
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すき焼きが食べたくなる
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食べもので間違いないこと
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面白い
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まどろっこしいんだけど、ずんずん読めてしまう…。10巻にして、まだ終わらない。この先どうなるのか楽しみに、11巻目を読ませていただきます。
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「自分たちの城」
今後住む場所は何処に。
離れたくない場所があるとはいえ、全ての願いを叶えることが出来る案があるだなんて思わなかったろ。
「黄ばんだ図面」
改装が入る前に見たい。
完成してしまったら関わる機会がないからこそ、声をかけてもらい再び見る事が出来て嬉しかっただろ。
「休業のご挨拶」
普段なら並ばないもの。
後々面倒な事になるぐらいなら、式で全て終わらせてしまおうと思うのは分かるが気を使いそうだよな。
「たこ焼きパーティー」
誰かに会いたくなって。
普段は気にならなかったかもしれないが、賑やかな様子を見ると集いの場の有り難さに気付くのかもな。
「我が家のすき焼き」
皆から渡されるものは。
これだけの人に愛され生きてきたのだから、幸せにしなければバチが当たるどころではすまなそうだな。 -
図書館で、この本をパラ見した時、「え?休業しちゃうの?」と、思っていたが。。。
良い理由で良き良き。
要氏の職人さんへの気遣いは、最高!の一言。
さすが、一流の現場監督ですな。。
かっこいいぞー。
ウメさんの挿絵が入っていて、それをみて、今まで自分が想像をしていたウメさんとは、違うことに驚いた。
私が想像をしていたウメさんは、今でも和服を着ていそうな雰囲気のやや細身。
あれ?なんて、そんなウメさんを想像していたんだろ?と思って気づいた。
自分のが幼い頃に亡くなった父方の祖母が、ウメさんだったから、勝手にそのウメさんを思い浮かべてたんだ!と。
この街の方々は、本当に良い人たちだなー。
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ぼったくりの店舗に2階を増築して、そこで暮らすことにした美音と要。
改築に伴って休業するぼったくり。常連客の反応を見ると、みんなお酒や料理だけではなく、そこに集う人たちとの交流が好きでお店に通っているということが伝わって、心が温かくなりました。
美音と馨の姉妹のお互いに対する気持ちも温かった。両親を亡くしてから姉妹2人で暮らしてきて、美音の結婚を機に初めて離れることになって、1人になる妹を心配する美音、寂しい気持ちもありながら前向きに成長の機会と捉える馨。私にはきょうだいがいないけど、2人のお互いを思いやる気持ちが素敵だと思いました。 -
なるほど〜。
結婚に伴う職住問題は無事に
おさまるところにおさまりましたね。
それにともなうお店の休業で
常連客のみなさんも淋しいご様子。
そのひとり、ウメさんのもとに
アキたちが集まった「たこ焼きパーティ」は
ワチャワチャと楽しそうでした。
そして、これからは一人暮らしになる馨。
小さい頃から“ご近所さん”に
見守られて育ってきた彼女が
自分もご近所の子供を見守る存在へと成長。
「拾った小銭を交番に届けるか問題」
あるある、そういうこと…。