レトリックと人生

  • 大修館書店
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469211252

感想・レビュー・書評

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  • つかみどころがない物事を捉えるときに、私たちはよく「メタファー」(隠喩)を用いて理解します。例えば、「人生」とは「旅のようなもの」であるとか、「議論」とは「戦いのようなもの」であるというような理解の仕方です。このようなメタファーによる理解は、人間の認知の根本的な特徴であるとも言われています。そして、メタファー的な思考は、創造的思考や発想において重要な役割を果たしていると思われます。認識、思考、創造のレトリックとしてのメタファーについて学びます。

  • 主専で読んだ、"Metaphors We Live By"の訳本です。英文読解で内容がわかりにくい場合は、こっちにあたるといいと思います。英文と対照しながら読むと、意訳なんでじゃっかん難しいかもしれません…まずは内容を理解してから、英文とバトルしてみるとええと思われます。ったく、メタファーとか単なる抽象概念、何の役に立つんだか…とか思いつつ、この山を登ろうとしている自分がいます。笑うしかない。

  • ジョージ・レイコフ/マーク・ジョンソン/渡部昇一/楠瀬淳三/下谷和幸(1986):『レトリックと人生』.東京:大修館書店.:認知言語学の古典的名著.文学と言語学との接点が探求されている.人間の認知における経験的基盤が言語表現に見い出される(2010:小林茂之先生推薦)

  • ヒトハニチジョウ、めたふぁーデシコウシテイル。まるで~のようなが思考の本質なのだ、ということを主張している本。当たり前のことといえばそれまでだが、なにか大事なことを思い出させてくれる一冊。

  • 「ハイ・コンセプト」で紹介されていたので
    興味があってamazonで2nd handを購入

    けっこう、時間をかけて読みました

    こういうの「良書」って言うんでしょうね

    繰り返し くりかえし
    読んでいきたい一冊です

    原題通り
    ヒトは経験で得たメタファーを使って あるモノゴトを理解する

    という理論をベースに主張

    メタファーでモノゴトを見るときは
    そのメタファーでは含まれない要素は見えない

    ってことも重要で

    文化が違えばメタファーも違うだるうし

    ってことは

    ボクは、ボクにとって既知のフレームでモノゴトを理解するが
    ソレは、キミのフレームとは違うかもしれない
    ダカら、ボクとキミとはモノゴトが違って見えるかもしれない

    なんて素敵な整理がデキテシマウ

    どっちかというとケイケン論派なボクにとっては
    がっちりハマるフレームです

    いい本に巡り合えた

    ちょっとシアワセ

  • 読了

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著者プロフィール

ジョージ・レイコフ(George Lakoff)
1941年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校リチャード&ローダ・ゴールドマン特別教授。認知言語学創設者の一人。生成文法の一派である生成意味論の中心人物として知られていたが、のちに古典的な理論と対決して経験基盤主義を明確に打ち出した。マーク・ジョンソンとの共著『レトリックと人生』(渡部昇一他訳、大修館書店)において、従来の暗黙の前提とされていた客観主義と対立する立場を明確に主張した。

本書は、認知心理学や哲学などの研究成果を踏まえつつ、人間の有するカテゴリー一般、ひいては人間の精神の本質そのものに迫ろうとする野心的な試みの結実であり、認知言語学の旗手としての地位を確立した記念碑的主著である。

「1993年 『認知意味論 言語から見た人間の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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