暮らしのテクノロジー: 20世紀ポピュラーサイエンスの神話

著者 :
  • 大修館書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469213102

作品紹介・あらすじ

ショッピングカート、回転寿司、カーナビなどの出現が何を変えたのか。それら20世紀の科学技術に裏打ちされた発明は、その便利さもさることながら、都市型大衆消費生活の中で形成されたイメージによっても普及し、社会のあり方や人々の意識まで変えていったのである。そこでは、便利さと速さがより快適な生活を約束する一方で、ヒトの身体感覚やかつての共同体の絆は減衰していった。埋もれた資料に光を当て、20世紀の暮らしの光と影を目から鱗の考察で縦横にえぐった、ユニークな現代文化誌。

感想・レビュー・書評

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  • もう少し軽い読み物かと思ったら,結構アカデミックな内容だった.
    ポピュラーサイエンス誌から読み解く様々な新技術の誕生についてだったので当然と言えば当然だが.
    内容には非常に興味が持てたのだが,著者の独特の言い回し(軽い文語調?)が目につくところが若干気になった.

  • 回転寿しの初号店は元禄寿司との事。
    ショッピングカートの変遷は勉強になりました。

    スクールバス,10代のドライバ,ドライビングシミュレータなど興味深い話題を文化や歴史とともに記載しています。

    カーナビのところは変換が激しいので2-3年後にまた書き直してもらえると嬉しいかも。
    ドライビングレコーダやデジタルタコメータなどの機能を包含するらしいので。
    事故対策が進むような気がします。

  • ●読書録未記入 2009.07
    キカイダーの写真あり

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著者プロフィール

1954年生まれ。早稲田大学教育学部教授。専門は表象文化論、ドイツ文化論。著書に『暮らしのテクノロジー』『ポピュラーサイエンスの時代』『サラリーマン誕生物語』『OL誕生物語』など、訳書に『DJカルチャー』(ポーシャルト)などがある。

「2017年 『流線形の考古学 速度・身体・会社・国家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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