ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅

著者 :
  • 大修館書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469245769

感想・レビュー・書評

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  • ピーターラビットの絵本の世界は今も実在する!

    イギリスの裕福な家庭に生まれたビアトリクスの生涯だけでなく、実際に絵本の中に登場した背景が、写真で見られます。
    それは、この世のものとは思えないほど綺麗な世界で、でもそれが100年以上前からビアトリクスが自身の人生や財産をかけて守ろうとした結果だというのだから驚きです。

    ビアトリクスに関する書籍は他にも何冊か読んだ事があるのですが、筆者が何度も現地に足を運んで撮影した、絵本の背景の元となっている縁の地の風景や建物の外装、家具内装や美しい庭園の写真など、この本でしか見られない新しい発見も◎。

    イギリスの伝統菓子のレシピも載っています。
    わかりやすいレシピで作りやすくおいしく、聞きなれない食材も登場しますが、日本国内でも探せば手に入ると思います。


    巻末にあったビアトリクスに大きな影響を与えたといわれる「リーマスじいやの物語」もぜひ読みたいです。

    ページの端にしてあるお花の装飾も可愛くて、永久保存版ですよ。

  • イギリスを旅するのが夢なのでー、また再読して気になるスポットに行くよー!

  • 【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】 293.33||K
    【資料ID】91130920

  • ポターが住んだ場所、スケッチした風景、ピーターラビットの絵本に描かれた風景などを訪ね歩いた本。
    ガイドと個人的な旅の記録、両方の要素がある。事実もいろいろ調べて書いてあるけど、北野さん個人の思い入れもかなり書かれているので、読みやすさには好みがあるかも。

    それにしても今なお多くの風景や建物が当時のままに残っていることにあらためて驚かされる。彼女の財力とその後の保存運動の賜物だけど、建物だけならまだしも風景を残すことは簡単じゃないだろうと想像がつく。
    なにもしなければ荒れ果てる、手を加えれば変わってしまう。
    そこを、庭を手入れする人や羊を飼う人など多くの人が努力して維持しているんだ、ということがよく分かる。

  • 北野佐久子著『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』刊行記念フェア
    “ピーターラビットをめぐる旅~ポターゆかりの地を訪ねて”
    会期:4/24(水)~5/29(日)

    世界一有名なうさぎ、ピーターラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターの知られざる素顔を、ハーブ&お菓子研究家で児童文学にも造詣の深い北野佐久子さんがご紹介します。会期中には北野さんのトークもあり!ぜひご参加ください。
    ナルニア国のイベント | 教文館ナルニア国
    http://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/na_event

    北野佐久子
    http://www.sakuko.com/

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著者プロフィール

北野佐久子(きたの・さくこ)
東京都出身。立教大学英米文学科卒。
在学中から児童文学とハーブに関心を持ち、日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のため渡英。
結婚後は、4年間をウィンブルドンで過ごす。児童文学、ハーブ、お菓子などを中心にイギリス文化を紹介している。
英国ハーブソサエティー終身会員、ビアトリクス・ポター・ソサエティー会員。
主な著書に『イギリスのお菓子とごちそう アガサクリスティーの食卓』(二見書房)、『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』(岩波書店)、
『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』(大修館書店)、『ハーブ祝祭暦』(教文館)、『イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり』
『美しいイギリスの田舎 を歩く!』(ともに集英社be文庫)、編書に『基本 ハーブの事典』(東京堂出版)など。

「2019年 『イギリスのお菓子と暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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