- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473019998
作品紹介・あらすじ
寸、尺、坪、合、貫、刻。すべてはからだ感覚からうまれた「ニッポンのサイズ」の単位。
感想・レビュー・書評
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面白い本でした。単位にはむかしから興味を持っていて,いろいろな本も読んできたのですが,本書の内容は,そんな私にもとても刺激的なものでした。
普通,単位というのは,絶対的に確定したものであり,それが揺らぐと,単位そのものの存在価値がなくなる…というようなものです。
ところが,日本などでむかしから使われている単位は,同じ名称でありながら,その大きさが時代や場所で変わってしまうのです。そんないい加減なものが単位として成り立っていたのは不思議と云えば不思議です。しかし著者は「そういう違いがあった方が便利だったからこそ,そんなことになったのだ」と云います。なるほど,不便だと感じてしまうのは,今のわたしたちがメートル法になれているからでしょう。
日本の単位の話だけではなく,西洋のことも比較するために出てきます。少しでも単位に興味がある方は,面白く楽しく読めると思いますよ。 -
帯裏
本書の主な内容
二〇〇〇年前に決まった長さとは
禁じられた単位
軽四輪車の排気量はどうやって決まったか
現代に残る一匁の重さ
尺貫法とメートル法の共通点とは
秀吉が決めた一升
「J」という伝統的な単位とは
「一刻を争う」の「一刻」は何分か など -
おもしろかった!
著者がメートル法より尺とかの方が簡素でいいと
いっているけど、私は1尺=?な人なので、
感覚の違い=世代の違いになっているー!!と気づいてしまって
おもしろかった。
でも、まだまだ日常生活でも昔のサイズの方法が使われていて、
道理にあっていて、
そういう日本の伝統的なものは大切にしていきたいなーと思った。 -
ちょっと物足りないコラム風であるのにわかりにくい感じがしたのはおれがばかだからか。やっぱり書き方はいやみったらしい。気持ちはわからないでもないんだけど。
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意外におもしろかった(笑)
確かに、何年か前には聞いたことがある単位が、最近姿を消しているなぁ…なんて。
思わず身の回りの物をはかりたくなりました(笑