MARK ROTHKO

  • 淡交社
4.46
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本棚登録 : 82
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473035776

作品紹介・あらすじ

マーク・ロスコ晩年の傑作「シーグラム壁画」シリーズ(1958‐59)は、当初ニューヨークの高級レストランのために制作されたが、ロスコが一方的に契約を破棄したため、作品群は散逸する。2008‐09年、全30点の現存が確認されているシーグラム壁画のうち、9点を所蔵するロンドンのテート・モダンと、7点を所蔵する川村記念美術館の共同企画により、シーグラム壁画に始まる、ロスコの晩年に焦点を当てた国際巡回展が実現し、制作から半世紀を経て壁画の半数にあたる15点が一堂に会す、歴史的な機会となった。この展覧会を記念して刊行される本書は、ロスコの代表作約100点を収録した、日本で初の本格的作品集である。また、生前のロスコを知る美術評論家へのインタヴュー、テート修復部による壁画の化学分析と内外の研究者による、評伝と論考、年表・参考文献など、最新情報を反映したロスコ論と資料を収録し、ロスコ芸術の全貌に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 烏兎の庭 第二部 書評 9.25.05
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/bunsho/rothko.html

  • テートモダンのロスコルームで漠然と感じたことが、この本の中にありました。本当によくまとめてある力作です。

  • 高村薫さんで知ったマーク・ロスコ。


    テート・モダンと川村美術館シーグラム壁画を中心に
    生前の彼の言葉や
    自害で終えた彼の

    絵画ではなく壁画であり
    絵の具以外に卵やニカワを顔料に混ぜて土台を作っていたこと
    薄塗り、層の厚さ
    几帳面で図形的な中にも
    どこか振動し、囁くような、不安定さや滲みが

    近いうちに川村美術館へ観に行く予定です。

  • SEAGRAM MURALS シーグラム壁画 1958-1959
    「私にはロスコの声が聞こえる―ドリー・アシュトンとの対話」林寿美
    「光の影―マーク・ロスコ晩年のシリーズ」アヒム・ボルヒャルト=ヒューム

    WORKS 作品 1949-1969
    円熟期/シーグラム壁画/晩年

    BIOGRAPHY ロスコ評伝
    「マーク・ロスコの生涯」村田真

    ESSAYS ロスコ論集
    「「対幻想」としてのカラー・フィールド」加治屋健司
    「保存修復から見たシーグラム壁画」レズリー・カーライル/ヤープ・ボーン/メアリ・バスティン/パトリシア・スミゼン
    「絵画と空間―ロスコ・チャペルの経験」林道郎

    APPENDIX 資料編
    ロスコの言葉
    年譜
    主要参考文献
    ロスコをめぐるキーワード50
    作品リスト
    (目次より)

  • 線と線の境界、はたまたその先に世界を見出した抽象画家の図録。
    川村記念美術館の四方に配置された15点のシーグラム原画は圧巻です。

  • 見たことがあるものの、彼自身の言葉を「読んだ」のは初めて。
    孤独感にさいなまれた最後は、人知れずではなくその逆で。
    どんな状況でも、自分の気持ちの持ちようは大切だとおもいました。

  • 大きなカンバスを短冊状に区切り、微妙な色合いの色面を組み合わせるという、本当に抽象的な作風です

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