京都・東京甘い架け橋―お菓子で綴る12か月の往復書簡

著者 : 甲斐みのり 奥野美穂子

• 淡交社 (2010年1月22日発売)

感想・レビュー・書評

[サルヴェさんの感想 · 2010年3月26日]

京都の喫茶店六曜社で出会ったふたり。大好きなお菓子を贈る楽しみ、届く嬉しさ。離れ離れの日常が甘いお菓子でつながる。見て楽しい、食べておいしい、大切な人へ贈るこだわりのお菓子。

見ているだけでもかわいくて、美味しそうなお菓子ばかりですが、二人の手紙がまたかわいらしく、こういうやりとりが出来る関係がうらやましいです。

[釉（ゆう）さんの感想 · 2010年2月26日]

京都の友人に紹介された一冊。

京都六曜社で働く女性と、東京のライターの女性が、8年に渡り、
四季折々のお菓子と共に、手紙のやり取りを続ける。
その記録で、いわゆるお取り寄せ本と一線を画している。

「一人でいるのは得意だけれど好きじゃない」「誰かに伝えたかったんだ」というライターさんの言葉。よくわかる。

心と心をお菓子が結んでくれる…気持ちがほっこり温まる一冊。

早速、件の友人と私もささやかなプレゼントを贈り合った（笑）

著者プロフィール

文筆家。静岡県生まれ。日本文藝家協会会員。大阪芸術大学文芸学科卒業。旅、散歩、お菓子、地元パン®️、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍、雑誌、webなどに執筆。主な著書に『歩いて、食べる 東京の名建築さんぽ』『歩いて、食べる 京都の名建築さんぽ』（エクスナレッジ）、『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』（ミルブックス）、『一泊二日 観光ホテル旅案内』（京阪神エルマガジン社）、『クラシックホテル案内』（KKベストセラーズ）、『アイスの旅』（グラフィック社）、『にっぽん全国おみやげおやつ』（白泉社）など。

「2022年 『乙女の東京案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」