- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784477030715
作品紹介・あらすじ
おもちゃ作りをお休みして、サンタクロースは正体をかくして春の町に出かけました。でも子どもたちに正体がばれちゃったから、さあたいへん。
感想・レビュー・書評
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大日本図書の世界の翻訳幼年童話集「こころのほんばこ」シリーズ
https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=3356
冷たい風と雪にあきあきしたサンタクロースは、春の町を見に行くことにしました。
ちゃんと変装はしていきますよ。赤いコートで行ったら大騒ぎになりますからね。
お忍びで春を楽しむサンタクロースですが、すぐに子どもたちに囲まれてしまいました。
「あらあらこのおじさん、サンタさんから赤いお鼻とお髭とキラキラの目を盗んじゃった」
「いやいや、わしは本物のサンタクロースじゃよ」
ついに警察に連れて行かれたサンタクロースは…。
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変装しても子どもたちはサンタクロースの印をわかるんですね。
サンタクロースが警察に捕まったところはちょいとびっくりしましたが笑
サンタクロースはなんでも知っている。自分を見ている人がいるんだよ。
帰りにサンタクロースは奥さんにプレゼントを持って帰ります。お休みを過ごし、家族のもとに帰り、またクリスマスにはプレゼントを配る。
可愛く楽しいお話です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつも冬担当のサンタクロースは、春の花いっぱいの町を見たくなり、おしのびで見物にでかける。
けれども子どもたちに気づかれてしまう。子どもたちに取り囲まれ、赤い鼻と白いひげをサンタから盗んだのだとはやしたてられる。
そこへお巡りさんまでやって来て、サンタは不審者扱い。人々に取り囲まれたサンタは、自身がサンタであることを証明するために、前のクリスマスに贈ったプレゼントを言い当ててみせる。
サンタはいつもとちがって、町でもらった贈り物をどっさりと橇に積んで帰っていく。
この絵本を読みながらすぐに連想したのはイエス。だから不吉で不穏な感じがした。
と思って原題を調べたらEASTER TREAT。復活するイエスとサンタが重ねられているのだ。
サンタはけっきょく自身の超能力によって司法による裁きをまぬがれる。
けれども、糾弾されたイエスがやがて磔にあうまでの道行きが連想されるために、サンタが無事帰っていくまでの緊迫感がハンパではない。
そのぶん、サンタが助かったのは、イエスの復活と春の力によるものだから、そのカタルシスは大きい。 -
1.2年。春に憧れたサンタクロースは、お洒落をして街に行くとサンタじゃないと言われてつい自分から正体を明かしてしまうが…。サンタの証明に思わず嬉しくなってしまう。子どもの夢を膨らませる優しいお話。
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4年生の娘がオススメしてくれた本。
通販でおしゃれな服を買って春の町におしのびでやってきたサンタさん。でもこどもたちに怪しまれてしまい・・。
「にせもののサンタクロース」といわれてつい「わしは本物のサンタじゃ」と言ってしまうサンタさんが、自分が本物だと証明するところがおもしろい。みんなに愛されて、春をいっぱいソリに乗せて北国に帰っていくシーンがいい。サンタの奥さんも春色のドレスを喜んでくれたかな。 -
幸せな気持ちにしてくれました。
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オフシーズンのサンタクロースは何してる?
とにかく最後が大団円でほっこりします。