サンタクロースのはるやすみ (こころのほんばこシリーズ)

  • 大日本図書
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本棚登録 : 188
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784477030715

作品紹介・あらすじ

おもちゃ作りをお休みして、サンタクロースは正体をかくして春の町に出かけました。でも子どもたちに正体がばれちゃったから、さあたいへん。

感想・レビュー・書評

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  • 大日本図書の世界の翻訳幼年童話集「こころのほんばこ」シリーズ
    https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=3356


    冷たい風と雪にあきあきしたサンタクロースは、春の町を見に行くことにしました。
    ちゃんと変装はしていきますよ。赤いコートで行ったら大騒ぎになりますからね。

    お忍びで春を楽しむサンタクロースですが、すぐに子どもたちに囲まれてしまいました。
    「あらあらこのおじさん、サンタさんから赤いお鼻とお髭とキラキラの目を盗んじゃった」
    「いやいや、わしは本物のサンタクロースじゃよ」

    ついに警察に連れて行かれたサンタクロースは…。

    ===
    変装しても子どもたちはサンタクロースの印をわかるんですね。
    サンタクロースが警察に捕まったところはちょいとびっくりしましたが笑
    サンタクロースはなんでも知っている。自分を見ている人がいるんだよ。
    帰りにサンタクロースは奥さんにプレゼントを持って帰ります。お休みを過ごし、家族のもとに帰り、またクリスマスにはプレゼントを配る。
    可愛く楽しいお話です。

  • 米国の絵本作家ロジャー・デュボアザンの作品。サンタクロースだって春休みがほしい。灰色の空と白い雪原が地平線の彼方でくっつく風景には飽き飽き。ラッパ水仙やチューリップの咲く姿を眺め、ライラックの蕾の間で囀る小鳥の声を聴きながら、春の陽が降り注ぐ明るい通りを散歩したい。そしてついに正体を隠してあたたかい国の大きな町へ向かうサンタクロース。「なにもかもが あかるく いきいきとして、花たちも こんなに さきみだれておる。」公園の暖かいベンチに腰かけてコマドリやツバメを眺めるサンタクロース。春の花を売る出店。砂糖でできたイースターのたまご。そしてまち行く人々の春の装い。なんだかうきうきしてきたサンタクロースでしたが・・・。素敵なハッピーエンド。町の人たちの盛大な見送り。帰り道のそりはサンタクロースと彼の奥さんへのプレゼントでぎっしり。サンタクロースはきめました。今年のクリスマスは、これまでよりもっと素敵なおもちゃを積んで、みんなに配りにいこうと

  • いつも冬担当のサンタクロースは、春の花いっぱいの町を見たくなり、おしのびで見物にでかける。

    けれども子どもたちに気づかれてしまう。子どもたちに取り囲まれ、赤い鼻と白いひげをサンタから盗んだのだとはやしたてられる。

    そこへお巡りさんまでやって来て、サンタは不審者扱い。人々に取り囲まれたサンタは、自身がサンタであることを証明するために、前のクリスマスに贈ったプレゼントを言い当ててみせる。

    サンタはいつもとちがって、町でもらった贈り物をどっさりと橇に積んで帰っていく。

    この絵本を読みながらすぐに連想したのはイエス。だから不吉で不穏な感じがした。
    と思って原題を調べたらEASTER TREAT。復活するイエスとサンタが重ねられているのだ。

    サンタはけっきょく自身の超能力によって司法による裁きをまぬがれる。
    けれども、糾弾されたイエスがやがて磔にあうまでの道行きが連想されるために、サンタが無事帰っていくまでの緊迫感がハンパではない。
    そのぶん、サンタが助かったのは、イエスの復活と春の力によるものだから、そのカタルシスは大きい。

  • いつもみんなに贈り物をしているサンタさん。
    街にはクリスマスしか行ったことがなく 春の街をみてみたいー 
    そんな思いから 出かけてしまう。
    ちゃんと目立たないようにしていたけれど
    やはり 見つかってしまう。
    本物じゃないって言われて お忍びで来ていたのに 本物だ!と 言ってしまう可愛いサンタさん。
    いつも頂きっぱなしのみんなは お礼ができて嬉しそう。
    サンタさんもとっても嬉しいホリデーでした。

  • 1.2年。春に憧れたサンタクロースは、お洒落をして街に行くとサンタじゃないと言われてつい自分から正体を明かしてしまうが…。サンタの証明に思わず嬉しくなってしまう。子どもの夢を膨らませる優しいお話。

  • 4年生の娘がオススメしてくれた本。

    通販でおしゃれな服を買って春の町におしのびでやってきたサンタさん。でもこどもたちに怪しまれてしまい・・。

    「にせもののサンタクロース」といわれてつい「わしは本物のサンタじゃ」と言ってしまうサンタさんが、自分が本物だと証明するところがおもしろい。みんなに愛されて、春をいっぱいソリに乗せて北国に帰っていくシーンがいい。サンタの奥さんも春色のドレスを喜んでくれたかな。

  • 口笛でクリスマスソングを歌ってしまうのが可愛いかった。イラストも文章も可愛すぎなくて良い。最後みんな幸せそう。良い話だった。

  • サンタだって、そう考えるよね

  • 幸せな気持ちにしてくれました。

  • オフシーズンのサンタクロースは何してる?
    とにかく最後が大団円でほっこりします。

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著者プロフィール

スイス、ジュネーヴ生まれ。1925年アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけになり、絵本作家、イラストレーターとして活躍。主な作品に『ロバのみみ』(好学社)、『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)、「ごきげんなライオン」シリーズ、「がちょうのペチューニア」シリーズなど多数。

「2020年 『しばふって、いいな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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