- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002582
作品紹介・あらすじ
ひとり暮らしの著者のもとに両親がやってきて三年、母親が胆管癌で余命わずかと宣告される。延命のための手術を決断、残された日々をいとおしみながら二年をともに暮らし見送った後、脳梗塞の後遺症を持つ父親の介護を二年余、くも膜下出血で突然死するまでの労苦を、骨太でときにユーモラスな筆致で綴る。
感想・レビュー・書評
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可愛いお母様と発明家のお父様。息子が父親を介護するというのはなかなか難しいことだと思う
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タイトルで手に取った。
介護と看取りという重く避けて通れないテーマなだけに内容はシリアス。だけどシリアスのなかにもユーモアがあるというか…。
ただ、最終地点(=看取り)は同じでも、その過程(=介護)は十人十色。それぞれおかれた環境なども違うためひとくくりに語れないし、受け止め方も人それぞれ。 -
職場の本棚にあり、タイトルに惹かれて読み始めた。
‥う~んつまらない。
確かに、そこそこ大変だったのかもしれないけど、普通じゃん。
悲劇のヒーロー気取るって他人からみたら痛いんだなあ。
私も大いにそういうとこあるから気をつけよう。
そう思った1冊。 -
介護。
最近ひとごとじゃない言葉として受け止めていたりする自分。
子供のころは、あんなに頼りがいのあった親が全力でこっちにもたれかかってくるという昨今。
それを「年老いたから…」というコトバだけではどうしても受け止めきれない。
ボケてるわけでもなく、そこそこ病院に通うこたぁあっても、なんで自助努力をしない!って怒っても、結局あとで自分に返ってくるうんざりする雰囲気。
介護なんてケースバイケースだし、人それぞれ事情が違う。
でもね。自分だけじゃないんだって思うときもあるのです。
しょいこまずに我慢しすぎずに自分らしい暮らしも維持するって難しいですな。