- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478004760
感想・レビュー・書評
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簿記は、取引を事実に基づいて記録すること、すなわち決算書をつくるためのものであって、簿記を勉強しても決算書は読めない。本書では、三井物産、ヤフー、JAL、ソニーといった大企業の決算書を用いて、決算書を俯瞰して読み解く方法を学べる。
以下メモ
売上総利益率はビジネスモデルそのものを表す。
当期純利益は投資家から見た企業の実力を表す。
PLはまず重要な利益の増減を大枠で掴む。その後ブレイクダウンして各利益の変化を左右する詳細な要因、その背景にある事実を推定する。
BSを見る場合、自己資本比率(純資産/純資産+負債)を最初にチェックする。
自己資本比率は高いほど良い。
BSの左側(資産)は「お金をどう使ったか(流動資産、固定資産)」を表す。BSの右側(負債+純資産)は「どうやってお金を集めたか」を表す。
利益剰余金はBSとPLをつなぐ。
BSは3タイプ。
安泰型:純資産が固定資産を上回っている場合。完全に儲かる構造。
安定型:純資産と固定負債の合計で固定資産を賄っている場合。つまり流動負債より流動資産の方が多い状態なので、支払いは短期的には大丈夫。
不安型:固定資産が純資産と固定負債の合計を上回っている場合。流動資産より流動負債の方が多く、支払いが厳しい。
現金の動きをその要因別に示したのがCF。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはわかりやすい。
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僕には少し物足りない。
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財務諸表の見方の基本解説書。簿記は財務諸表を作る人のための学問で、読むためには簿記の勉強よりも数をこなす方が大事、というのは同感。しかし、あまりに内容が、、、30分ぐらいで読める。
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80909
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読書期間:2008.08.31-2008.09.03
「決算書をつくる人」ではなく、
「決算書をつかう人」の視点から説明されている。
PL・BS・CFに関して、
具体例が多く、平易に述べられていて読みやすい。
有価証券報告書などの決算書を見ながら
もう一度読み返してみたくなるような内容である。 -
2時間