消失 第4巻―金融腐蝕列島【完結編】

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478006733

作品紹介・あらすじ

不良債権処理をめぐって金融庁との対立を深めるJFG銀行。大型増資のもくろみが失敗に終わり、貸倒れ引当金の大幅な積み増しを強制された結果、ついに巨額赤字に転落する。トップの引責辞任、信託部門の売却で再生を探るなか、ライバル行から巨大合併案が持ち込まれた。その一方で迫る、検査忌避による刑事告発の危機。JFG銀行の生き残りを賭け、副頭取となった竹中は最後の決断を下す-。

感想・レビュー・書評

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  • 最後に向かっての盛り上りに対して、最後の終わらせ方があまりにも酷い。

  • 金融腐食列島シリーズもこの作品で最後です。
    協立銀行が3行合併によりメガバンクに生まれ変わり、
    行内の文化を”協立銀行”に統一するべく動いていくなか、
    それに反発していく主人公・・・。
    一方、巨大化した銀行は安泰かと思いきや、官庁からの
    指導で、身動きが取れなくなり、次第に消滅する方向へ・・・。

    主人公は悩んだ末にある決意を実行することに・・・。

    シリーズをすべて読破して思うことは・・・、
    ”世の中、この主人公のようには立ち回れない。”
    ってことですかねぇ。
    しかし、正しい事を正しいと言う大切さ、
    考えるばかりではなく、実行に移す勇気、
    自分の地位にしがみつくことだけが大事ではないと、
    感じさせてくれる作品でした。
    シリーズ全部を読破するには、かなりの時間が必要ですが、
    一読をお勧めします。

    ・・・ミステリーを読んだあとのすっきりした感覚は無いですよ。悪しからず・・・

  • 大好きだった金融腐蝕列島シリーズの最終巻だったから、読んでみたものの、結末が呆気なさすぎる。。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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