- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478014646
作品紹介・あらすじ
二世代同居か、一人暮らしか、老人ホームか、快適な病院か。人生の主導権は最期まで自分が握る。青梅慶友病院創設者が語る老後の生きかた教則本。
感想・レビュー・書評
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家族が親を介護するほど非効率なことはない。介護する側、される側、双方にアンハッピーな在宅介護にこだわるのは予算削減をもくろむ厚労省だけ。一人暮らし大いに結構、認知症はよけいなお世話、孤独死こそ高評価。しあわせな臨終を実現して30有余年の実績をもつ老人病院の創立者が発言する。
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RC 卓話 大塚宣夫氏から2016年12月16日受領
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わたしも将来その老人病院に入りたいーでも高いー無理かー
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ピンピンコロリできるのはわずか5%と期待薄、最晩年の実態をきちんと示したうえで、人生の最期とどう向き合うかを指南。
一人暮らしで心身を鍛え、孤独死が敢えて理想と説く。
親の面倒を見る動物はいないと、家族による介護幻想を示し、幸せな終の棲家の在り方を提言する。
そしてそれにはある程度のお金が必要だとはっきりと言う。
認知症についての対応も、まず長生きをしないことと辛辣な提言をした上で、介護は愛情だけでは成立が難しく、プロの技だとして、まわりはせいぜい認知症に歩調を合わせるのが最善の対処だという。
平易な語りかけで、真実をついた提言は説得力あり。