ストーリーでわかる財務3表超入門―お金の流れで会計の仕組みが見えてくる
- ダイヤモンド社 (2011年2月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478015612
感想・レビュー・書評
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ストーリー立てで分かりやすく財務3表が解説されている。基礎の基礎を知るためにはいい入門書だと思う。
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会計関連の本を何冊か読み、わかったようでわかっていない財務3表の話がわかりやすく説明されている本。
一つの物語となっていて、簡単なB/SとP/Lの作り方が理解できて、初心者がイメージをするにはおすすめな本であった。
この本はもっと早い時期に読んでおければよかったと思う。難しい会計の本に手を出して理解できずに挫折するよっぽどいいであろう。
株式会社は「お金を集める」「投資する」「利益をあげる」がすべてであるということが理解できて、この考えを常に頭に入れながら今後の学習に役に立つであろう。 -
普段生活で、あなたは
どのようにお金の記録をつけていますか?
多分、お小遣い帳のような
収支の記録をしていると思います。
しかし、実際、
物を買ったが、実際の支払いをする
物を売ったが、お金の入金があと
だったりして、お小遣い帳の付け方を
基本にしてきた人には中々どうしたらいいのか
わからないかもしれない。
経営コンサルタントをしている
國貞 克則(くにさだ かつのり)さんの
「ストーリーでわかる財務3表超入門」
http://goo.gl/t2bw7J
この本は、
会計知識ゼロの主人公のあかねが
アクセサリー販売の会社を作り、
会計を学んでいく物語です。
http://goo.gl/t2bw7J -
BS(貸借対照表)、PL(損益計算書)、CS(キャッシュフロー計算書)のつながりを、ストーリー仕立てでわかりやすく紹介する。
第1部 あかね、アクセサリー販売の会社をつくる
SCENE1 2月中旬 あかねの自宅
父に会社設立の準備について教わる―法人とは何か
SCENE2 3月初め 銀行近くの喫茶店
父から100万円の出資を受ける―会社は誰のものか
SCENE3 3月中旬 銀行
新会社への融資を断られる―どんぶり勘定の収支計算書
SCENE4 3月下旬 祖父の自宅
おじいちゃんに融資を依頼する―会社は信用がすべて
<第1部のポイント>
第2部 原宿のお店で営業開始
SCENE5 4月初め 原宿のお店
開店に必要なお金は?―現金の管理(収支計算書)が基本
SCENE 6 5月初め 原宿のお店
広告宣伝を打ちたいけれど―売上と経費の管理
SCENE7 5月下旬 あかねの自宅
秘密兵器の導入で会計はどうなる?―収支計算書の限界
SCENE8 6月初め 日本橋の事務所
父に会計の基本を教わる―複式簿記の仕組みと財務3表
SCENE9 10月初め 日本橋の事務所
半年間の活動をお金の面から整理する―財務3表を一体にした会計理解法
SCENE 10 10月中旬 原宿のお店
このままでは1年経っても赤字のまま?―財務3表で年間の事業を見通す
<第2部のポイント>
第3部 事業は大きくなっているのに、お金が足りない!?
SCENE 11 12月中旬 原宿のお店
売上をとるか、商売の信念か―経営方針をめぐる対立
SCENE 12 2月初め 日本橋の事務所
年度末にお金が足りなくなる?―掛け商売の落とし穴
SCENE 13 2月初め あかねの自宅
現金が足りなくなって倒産?―資金繰りのピンチ
SCENE 14 2月中旬 丸の内のオフィス
投資顧問会社に出資を依頼する―売掛債権担保融資
SCENE 15 2月中旬 ホテルのバー
経営者にとって一番大切なこと―それぞれの世代の貢献と創造
SCENE 16 2月下旬 原宿のお店
借入金を返済すると財務3表はどう変わる?―買掛金の支払と借入金の返済
<第3部のポイント>
第4部 1年間の経営の成績表―決算および配当
SCENE 17 3月末 日本橋の事務所
年度末の棚卸しについて教わる―決算整理(減価償却、棚卸し、税金)
SCENE 18 4月中旬 日本橋の事務所
株主に対して利益をどのように還元するか―配当とは何か
SCENE 19 6月上旬 あかねの自宅
株主総会と経営計画発表会の回想―経営の面白さ
<第4部のポイント>
第5部 財務3表の知識をビジネスの現場で使うために
5-1 財務3表を正確に理解する
5-2.国際会計基準(IFRS)も基本は同じ
<第5部のポイント> -
すごい!
本当にわかりやすく、文章も読みやすくすーいすい。
図書館で借りてたので購入検討です! -
題名通り、0と言っても過言ではなかったの自分の知識でも理解することが出来ました。
ストーリーと言うところがとっつきやすいし、財務3表を俯瞰してみることによって理解力を高めると言うことの意味が分かりました。
収支計算書に加えて、PL損益計算書とBS貸借対照表を一緒に覚えることがこう必要性なんだと。
一度理解は出来たけど、再度読みます。
覚えておきたいところを抜粋。
・法人とは法律によって人の権利を与えられた団体
・資本主義の論理から言えば会社は株主のもの
・収支計算書とはお金の出入りと言う一点を記帳するものに対して、試算表とはBSとPLの2つの視点から資産、負債、純資産、費用、収益の5つに分類して記帳したもの
・お金がないと会社は存在できない、しかしお金一辺倒だけで考えていると、人間性と言う点が欠けてしまう。
会社の存在意義としては、資本主義としては利益を上げ続けることだけど、ビジネスを通して人に貢献し、自分も人の心をも豊かにすることが必要だと思う。
理念と利益を両立させられることが一番必要で難しいところ。
・売掛・買掛金と言った掛け商売と、減価償却費の2つというのが、収支計算書になくPLに必須なもの。それが分かれば複式簿記の難解な部分は理解できたと考えてよい
・税金は決算日の2ヶ月後までに支払う義務がある
・流動資産と固定資産の2つの違いは、1年以内に現金になるかならないか。 -
しっくりこない関西弁や、人物設定などから始まる部分に書物としての構成や演出の工夫が欲しいところだが、内容的にはすっと入ってきて面白く読める。女性などの個人事業主には是非勧めたい
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はじめて読んだ会計の本でした。
財務諸表(財務3表)の考え方がわかりました。
小説仕立てなので、すらすら読むことができました。 -
2回読む本ではないかもしれないけど、財務3表の関連具合がすらすら頭に入ってくる良入門書。
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収支計算書と、PL, BSは繋がっている。
BSの利益剰余金は、PLの利益と同じ。
収支計算書の現金は、BSの左へ。
利息は費用