経済は世界史から学べ!

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.71
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本棚登録 : 1998
感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478023648

作品紹介・あらすじ

「消費増税」も「TPP」も歴史に学べ!人に話したくなる「ストーリーとしくみ」。経済のことがわもっとわかる44の教養。

感想・レビュー・書評

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  • 教科書で出てくるような歴史的な出来事について、大変わかりやすく学べました。タイトルから分かるように金融の知識を勉強している身としては大変助かりました。

  • 保護貿易によるアイルランドのじゃがいも飢饉。ブロック経済が火種となる第二次世界大戦。WTOではなんともならず地域の協定が増える。

  • この壮大なテーマをこの一冊にまとめなければならないなら、これがベストの形だろうな、と思います。ただ、やはり、説明不足、シンプル過ぎ感が否めないので⭐️4になりました。

  • 経済的背景から歴史の流れが見えてくる面白い本。固有名詞を覚えるのは大の苦手なので、だれがという点は覚えれないが、なぜそうなったのかというストーリーは理解できた。

  • お金の観点から世界史を説明した一冊。一般的な歴史の本とは違う視点の解説が興味深かったが、いくつか違和感のある断言があり消化不良で読了してしまった。もう少し事実を多面的に判断すべきと感じる、、。

  • わかりやすい。
    経済史入門に合っている。

    TPPの問題
    アベノミクス
    とは?

    日本の政治家の金融リテラシーの低さからバブル〜現代に至るまで景気が回復していないことがわかる本
    もっと学校で経済の勉強をさせよう。

  • また後で読む

  • 教養系の売れた本。でも予備校講師なのに陰謀と間違い成分多めの本を書いてどうするんですか。著者が最近はPHPやwack路線にも手を出しているのも、歴史の必然だったのかも。


  • ビジネスパーソン必読!
    「教養としての経済学」

  • 世界史を経済の横軸で見ることができ、面白かった。時系列ですべての世界史を網羅しているわけではないが、現代にも通じる出来事を経済の観点から紹介している。
    面白かった点

    ①FRBは民間資本

    ②日銀は政府と民間で半分ずつ出資

    ③日銀の設立背景は西南戦争後のインフレ
    ・西南戦争の戦費調達のために多額の国債を発行したことで、日本経済はインフレに見舞われる
    ・インフレ処理のためにデノミネーションとして、松方正義が日本銀行を設立し、日本銀行券を発行

    ④なぜアメリカはNo.1の経済大国になれた?
    ・2回の世界大戦で戦場とならず、戦争参加国である欧米諸国に対して、国債の引受け・武器輸出の拡大をしたから
    ・第一次世界大戦にアメリカが参戦した理由は、欧米諸国が敗北すれば、アメリカの債権価値が暴落する可能性があったので、価値を担保するために戦争に介入し、欧米諸国に加担した

    ⑤なぜ、日本はプラザ合意を受け入れた?
    ・バブル経済のきっかけとなったプラザ合意を日本が受け入れた背景にあったのは、冷戦構造
    ・日本の当時の仮想敵国はロシアで、在日米軍基地は非常に重要な役割を担っていた。そのため、プラザ合意が日本経済の足かせになるとしても、受入れざるを得なかった

    ⑥大陸封鎖令の失敗
    ・ナポレオンはイギリス打倒のために、イギリスと欧州諸国との貿易を止める「大陸封鎖令」を宣言
    ・欧米諸国はイギリスへの穀物輸出で利益を得ていたため、大陸封鎖令に従わなかった。この結果、イギリスは継続的に欧米諸国からの支援を受け、ナポレオンに勝利できた
    ・特定の国の貿易停止を他国へ強要しても、該当国が十分な経済力があれば、効果をなさない。

    ⑦穀物法の失敗
    ・大陸封鎖令でイギリス地主は利益を得ていた。なぜなら、安価なフランス穀物が輸入されず、英国の高い穀物が自国マーケットで売れてたからだ。
    ・大陸封鎖令が終わるときに、イギリス地主が議会へ働きかけ穀物法を制定させる。これにより、大陸封鎖令の終了後も英国外からの穀物輸入を停止した。つまり、事実上の保護貿易だ。
    ・しかし、ジャガイモ飢饉で十分な穀物を国内で生産できなくなってしまい、英国民は伝染病に苦しんでしまう。

    ⑧テンプル騎士団はATM
    ・エルサレムまでの道中で現金を輸送するのは危険なので、預り証を巡礼地で提示し、引き換えに現金を得ていた。
    ・今で言うところのキャッシュカード(預り証)
    を持って、ATM(巡礼地)で必要な現金を引き出してる。

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著者プロフィール

茂木 誠(もぎ・まこと)
ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系 YouTuber。 駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当する。著書に、『経済は世界史から 学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『超日本史』 (KADOKAWA) 、『「戦争と平和」の世界史』(TAC)、『米中激突の地政学』(WAC 出版)、『テレ ビが伝えない国際ニュースの真相』(SB 新書)、『政治思想マトリックス』(PHP)、『「保守」 って何?』(祥伝社)、『グローバリストの近現代史』(ビジネス社・共著)、『バトルマンガ で歴史が超わかる本』(飛鳥新書)、『「リベラル」の正体』(WAC 出版・共著)など。 YouTube もぎせかチャンネルで発信中。

「2022年 『ジオ・ヒストリア 世界史上の偶然は、地球規模の必然だった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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