金融緩和はなぜ過大評価されるのか

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  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024102

作品紹介・あらすじ

アベノミクスは、緩和策の効果最大化と財政規律の維持を両立できるのか。世界最大級の緩和策の効果や、日銀の独立性、総裁人事など全解明。

感想・レビュー・書評

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  • 日銀 かつて公定歩合 1994年の金利自由化→銀行の調達金利はコール市場で決まる。
    伝統的金融政策 市場の期待を形成する時間軸政策

    日銀は欧米以上に金融緩和を進めてきた→デフレの正体はテレビ(消費者物価指数下落の要因)
    1999年TOPIX58%上昇だが,物価0.6%減

    2012年12月日銀の当座預金残高47兆→法定準備預金は8兆→日銀がマネーを供給しても口座に眠ったまま。
    2013年1月 物価安定の目標2%

    多くの見解×
    経済成長率の高い国の通貨は高い→ 中国,インドより日本
    高金利通貨は強い→ ルピー弱い
    経常黒字の大きい国の通貨は強い→ 中国よりオーストラリアは強い
    資源国通貨は強い→ ロシア,南アフリカは弱い

    一物一価→ビッグマック指数=購買力平価に近づくと考えられる。

    外国為替資金特別会計 30~40兆の為替差損

    米国のオイル生産量 2011年サウジに次ぎ2位→2020年までに原油輸出国→貿易赤字の減少

    日本株の海外投資家保有比率 1989年4%→2012年26%

    1987年10月19日ブラックマンデー グリーンスパンの行動

    FRB委員任命→政党が政策的な意思を持って選任に関わるのは当然
    日本→政争の具→国民はその人のことを知らない。

    銀行のカネ余り→国債→国債の消化能力は十分にある。

    アルベルト・アレシナ教授「歳出削減による財政再建。歳出増の後増税では効果が限定的」

    FRB「失業者数が相当低下する2015年中盤までゼロ金利を続ける」

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著者プロフィール

一橋大学大学院経営管理研究科特任教授、一橋大学大学院フィンテック研究フォーラム代表。
一橋大学大学院修了、博士(経営法)。シティグループ証券取締役副会長、経済産業省企業価値研究会委員、内閣官房経済部市場動向研究会委員、北京大学日本研究センター特約研究員、慶應義塾大学講師などを歴任。
2006~2010年日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。

「2020年 『金融が解る 世界の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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